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研究調査&報告

2021年庶民の十二使徒ワイン

庶民の十二使徒ワインの発表も3回目。

2019年2020年の十二使徒がどんなワインだったかを改めて振り返ってみると、自分の好みが変わってきてることに気付かされます。

どこで買うか問題も、消費者の代表として鋭く目を光らせておりますが、どうしても購入経路に偏りはでてきています。事実「庶民の都光ワイン2021」なんて別枠を構えるなど、SNS戦略を巧みにされているショップは購買意欲をそそられてしまいます。

もちろん、「にんげんだもの」お人柄が良いショップや、直接お会いしたことがあるお店で買いたくなってくるのは致し方ない事と割り切ってます。しかし、来年度に向けて新規開拓も怠らないのでご安心くださいませ。

さて、そんな2021年ですが、今回十二使徒に選んだワインのテーマはズバリ「予想できなかった味」。

言い方は悪いですが、「熟成されてないブルゴーニュ」とか「低価格帯のボルドー」って「だいたいこれぐらいの味なんでしょ」と飲む前の予測から大きく外れることがないんですよね。ましてや低価格帯の単一品種なんかは「確認作業」としての飲酒体験になってしまっているので感動が皆無。

なので、ワインをこれから飲み始める人は過去の十二使徒ワインを参考にしていただくとして、私と同じように「ある程度飲む前からワインの味を予想できる」ってベテランの庶民向けに度肝抜いてもらいたい12本を選びました。

値段も多少お高いのもあります。どこでも売ってるワインでもありません。

しかし、いまこの記事を書いてる最中にもよだれが出てしまう「唯一無二の12本」一枚のアルバム感覚で紹介していきますので、お楽しみくださいませ。

※光があれば影もある。「ある意味記憶に残ったワイン2021」はこちら

1本目:ヴァンサン・リカール ムスー 2018

参考小売価格:2700円

産地:フランス・ロワール地方・トゥーレーヌ地区

品種: ソーヴィニヨン・ブラン

購入元:三本酒店

インポーター:有限会社ヴォルテックス

ふぅ〜。飲みたい。あぁ〜、飲みたい。

3月に飲んだワインなのに、鮮明に印象に残ってるって凄くないですか?

ソーヴィニヨン・ブランって品種を馬鹿にしてた自分に衝撃を与えてくれた1本。トップバッターにふさわしい爽やかさと、球数を投げさせる曲者系要素が「スタンダードシャンパーニュなんて飲み飽きたわ」って人にこそ飲んでもらいたい微発泡ワインです。

2本目:ヴァイングート・スールナー グリューナー・ヴェルトリーナー・ゴルトベルク サルファーフリー&アンフィルタード 2018

Grüner Veltliner Goldberg – Sulferfree & Unfiltered 2018

参考小売価格:2800円

産地:オーストリア・ヴァーグラム

品種: グリューナー・ヴェルトリーナー

購入元:鬼田酒店

インポーター:株式会社ラシーヌ

これまた自分が抱いていた「グリューナー・フェルトリーナー」って品種の概念をつく返したパンチの効いたワイン。

コテコテの自然派ワインの雰囲気をだしながら、決して尖っていない表情が好印象。

庶民のワインランクを付け始めて初めての「Sランク」ワインに選んだ1本です。

3本目:高畠クラシック メルロー&カベルネ 2017

TAKAHATA MERLOT-CABERNET 2017

参考小売価格:1845円税込み

産地:日本・山形

品種: 高畠町産メルロー、高畠町産カベルネ・ソーヴィニヨン 

購入元:うきうきワインの玉手箱(楽天)

製造元:高畠ワイナリー

1〜2本の流れだと、「はいはい、あんたがナチュール好きなのはわかりました。そっち系で攻めてくるんでしょ」って思われた方を黙らせたい3本目。

味わいは王道なんですけど、ボルドーっぽさもなく、カリフォルニアっぽさもなく、「高畠色」といいますか、絶妙に初体験テイスト。ブレンドされてるからか「誰にでも愛される要素」が備わってるんですよね。そして選出した最大の理由は、「日本ワインなら3千円でも安い」って諦めてる勢に試してもらいたい税込み定価2千円切りの価格設定。供給量も魅力の一つです。

4本目:ゲタリアコ チャコリーナ イルスタ ロゼ 2020

Getariako Txakolina Rose Hiruzta

参考小売価格:2830円

産地:スペイン・バスク

品種: オンダラビ・ベルツァ 50% 、 オンダラビ・スリ 50%

購入元:葡萄畑ココス

インポーター:株式会社いろはわいん

今年からワインを食事中に飲むことが増えたので、合わせやすいロゼワインの比率も増えてきました。しかし、自分で選ぶのはせいぜい2000円ぐらいまで。3000円出すなら恍惚系ワインを選びたいてのが正直なところ。そんな概念を打ち破ってくれたのがこのワイン。

葡萄屋ココスさんのおまかせセットに入っていたのですが、事前リクエストで「値段の高低差つけてロゼも入れてください」がまさかのロゼが高ワイン。

お世辞にも恍惚系ではありませんが、仮に自分が億万長者になって毎日飲むとしたらむしろ恍惚系でなくこっちのタイプを選びます。

5本目:カバイ ベリピノ 2016

KABAJ BELI PINOT 2016

参考小売価格:4378円

産地:スロヴェニア

品種: ベリピノ

購入元:365wine

インポーター:365wine株式会社

ずっと気になってたけど、高くて勇気が出なかったスロヴェニアワインを福袋って手段でお買い得ゲット。

入っていたワインすべて想像出来ない味どころか、初めて聞く品種もあり、ベリピノもそのうちの一種類。

飲んでよし、好奇心も満たせてよし、そして食事との掛け合わせでなおよし。

普段高級ワインには捻くれた評価を下すことが多いのですが、4千円定価も納得の満足度で度肝抜かれました。熱燗で飲めるってのがまたいいですよね。

6本目:メンティ ロンカイエ・スイ・リエーヴィティ 2018

Menti oncaie sui Lieviti 2018

参考小売価格:2600円

産地:イタリア・ヴェネト州

品種: ガルガーネガ

購入元:鬼田酒店

インポーター:株式会社ラシーヌ

ソアヴェの品種で有名なガルガーネガですが、こちらのワインもガルガーネガの印象を覆してきた1本。

大げさな話でなく、一杯ごとに味わいが変わっていくのが面白い。初めの一杯と最後の一杯じゃ全くの別物なんですよ。もう「ワイン」ですら無い気がする新ジャンル。

濁り系は好き嫌いが別れますが、自然派ワインでトラウマを持ってる層にチャレンジしてもらいたいエンタメワイン。

メンティ!って覚えやすい名前も好きな理由の一つです。

7本目:ロックブルック  ピノグリージョ 2018

Pinot Grigio / Rockbrook 2018

参考小売価格:980円

産地:アメリカ・カリフォルニア

品種: ピノ・グリージョ/リースリング

購入元:あきもさんセレクト

インポーター:有限会社東京実業貿易

お待たしました。

もしかしたらもう諦められていたのかもしれません。

庶民の十二使徒ワイン2021年、唯一の3桁ワイン。

このワインの感動ポイントは、「ゴマダレ派」と「ポン酢派」両方の願いを1本通しで解決してくれる究極の万能ワイン。肉、野菜、豆腐、もう何でも来いですよ!

8本目:レ・ザスレット・デュ・ヴァン ヴァルド・ロワール・シャルドネ 2019

LES ATHLETES DU VIN IGP DU VAL DE LOIRE 

参考小売価格:2400円

産地:フランス:ロワール

品種: シャルドネ

購入元:三本酒店

インポーター:日仏商事株式会社

今年の十二使徒ワインの選出は、実は12月中旬に終わっていたのですが、12月29日に飲んだこのワインが原因で今回のコンセプトが決まりました。

ジャンルは自然派ながらも、王道シャルドネの要素を加味しつつこの値段には脱帽。

ロワール地方を制するものはワインを制するってぐらい「ロワールワイン」多種多様で面白いです。

9本目:プロセッコ 0.15 エクストラドライ ミレジマート デ ステファニ

Prosecco 0.15 Extra Dry D.O.C. DE STEFANI Azienda Agricola

参考小売価格:3000円

産地:イタリア・ヴェネト州

品種: グレラ(グレーラ)

購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)

インポーター:株式会社DIVINO

安ワインの代名詞プロセッコに3千円払う勇気なかっただけに、新たな境地を切り開いてくれた「#ニューワイン会」に感謝。

インポーターさんの説明によればこのワインが「本物のプロセッコ」らしいので、経験不足の解釈で変わり種と思ってたワインが王道だったりする良い例です。

私のように普段千円前後のプロセッコしか出会ってなかった人にこそ試してもらいたい本物のプロセッコです。

10本目:デラウエア オレンジ 2018 – 楠ワイナリー

DELAWARE ORANGE WINE 2018

参考小売価格:1800円ぐらい

産地:日本・長野

品種: デラウェア

購入元:nagano wine base shop

製造元:楠わいなりー株式会社

軒並みお高い印象の長野ワインで目についたアンダー2千円ワイン。

もちろんただ安いだけなら他にもあります。

しかし、「白ワイン」や「赤ワイン」ってどうしても〇〇と比べてって評価基準があるので、幻滅することが多いんですよ(初めから期待してないって方が正しいかも)。

そんな中、オレンジワインって比較基準が少ないから「どれも美味しく感じてしまう」ってのが正直なところ。

「デラウェア」「オレンジ」「2千円以下」「日本ワイン」「食事に合わせやすい」「マルさんショップ」の6飜で跳満(ハネマン)です。

キス キス マディーズ リップス 2020 ヤン マティアス クライン

Kiss Kiss Maddies Lips Petillant Naturel Jan Matthias Klein

参考小売価格:3960円

産地:ドイツ・モーゼル

品種: フリューブルグンダー

購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)

インポーター:株式会社ディオニー

もう理屈じゃないんですよ。

こんなワインが一番好き。

分厚い味のロゼに泡入ってるとか最高ですやん。

気取らず、親しみやすいのに、一筋縄じゃないタイプ。ヤン マティアス クラインシリーズにハズレ無し。

12本目:フォースター ナパ ヴァレー カベルネ ソーヴィニヨン2018

Four Star Napa Vally Cabernet Sauvignon 2018

参考小売価格:3600円

産地:アメリカ・カリフォルニア・ナパ・バレー

品種: カベルネソーヴィニヨン

購入元:かめや

インポーター:株式会社モトックス

変化球ばかり投げてきて最後に王道品種で締めくくり。

このワインのポイントは「インポーターがコストかけて広告出してた」のが印象的。

何の雑誌か本に載っていたのかは忘れましたが、裏ページまるごと使ってたので、ただならぬ自信が伺えました。

そんなワインだからこそ斜めから身構えて飲んでみて期待値こえてきたので、素直に「ものすごく美味しかった」と言えまます。

オウンドメディアで「如何に良いワイン」をアピールしてても、我々消費者が拾っていくには無限の数ありますからね。これからも資金力のあるインポーターさんは自信のあるワインをいろんな媒体で宣伝してほしいです。

まとめ。

2021年は「購入前からしっかり見極めて」買っていたので、12本に絞り込むのがとても難しかったです。特にツイッターで知り合った数名の有識者セレクトはどれも素晴らしく、美味しくてお買い得なものばかり。今回惜しくも落選したワインはもうすぐ発表の↓の発売をお待ち下さい。「日本初、ブログ連動型ワインの電子書籍」となってます。キンドルアンリミテッド会員は無料ですし、非会員さまにも安価でご提供できるように設定しました。

来年も素晴らしいショップやワインとの出会いを期待して本年度を締めくくります。

ご閲覧ありがとうございました!!!!!

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。