研究調査&報告

2022年庶民のワイン研究戦歴

庶民のワイン研究所は来年5年目を迎えます。

毎年年末は「十二使徒ワイン」と称し、その年のベスト12本を選んでおりました。

しかし、19年20年21年と過去に自分が選出したワインを眺めていると気恥ずかしさが出てきます。

なぜなら、今飲んで感動できるかどうか問われると否だからです。

それは「美味しく感じなくなった」のではなく、「想像通りの味」になってきたからです。

今年飲んだワインを振り返ってみても、ほんとうの意味で感動できるワインはなくなってきました。

逆に言えばガッカリすることもなくなってきましたし、悪い意味で「イケスカナイ一般的なワイン愛好家」になってきたのかもしれません。

そういった意味では「常にオススメできそうなワインばかり飲んでる」とも言えますし、万人受けできるワイン選びの難しさなるものを痛烈に感じているフェーズに入っているのかもしれません。

すなわち、当研究所を毎日追っていれば必然的に行間で伝えたいことは伝わると思ってますし、ツイートだけではわからないハイコンテクストな裏テーマなんかも意図的に使っていたりします。

要はワインなんて好みなんですよ。

有識者に薦められて美味しいと思わないワインも多々ありますし、結局は値段に見合う価値基準があるかどうかに集約されるわけです。

よく〇〇円の味がするとか、この値段なら高いとか、この値段なら安いとか発言してますが、各々の可処分所得や経験値によって価値基準は変わります。

普段庶民を装ってる知人に、一万円のシャンパンをドヤリングするつもりで持参したら、超豪邸(推定3億)で自分が惨めになってきましたし、「庶民」って定義すら広範囲なんですよね。

そんな心境の変化もあり、今年から十二使徒ワインを発表するのはやめようと決断しておりました。

そんな折、こんなツイートに出会います。

あぁ、なんかもう理屈じゃないなって。

考えすぎてたなって。

ぐちぐち気にせず、自分の好きなワイン発表できるって素敵なことやなって。

そこで「庶民のワインリスト2023」の作成を決断します。

庶民のワイン研究所がプロデュースすればこんなワインリストにするってやつです。

必然的に「値段」「知名度」「供給量」「取引先」を考えますし、もちろん自分が飲んで好きだったものが集約されます。

それでは早速発表しようと思いますが、まずは庶民のワイン研究所の2022年ワインライフについてレポート致します(インスパイア元はこちら)。

家飲み飲酒量

あくまで「家で」「自分で購入し」「1人で全部飲みきった」ワインに絞りました。

2022年、庶民のワインを飲んだ飲酒量は34万500mlです。

内訳は箱ワインが55箱(55x3000ml)、瓶が228本(228x750ml)、缶が18本(18x250ml)

月に2〜3回はワイン会などの外飲みがあるので、概ね一日あたり約1リットルの計算。

箱ワイン中心でも計算通りに自制できて飲んでると言えます。

年初は休肝日なんて設けてましたが、前後日の反動が凄かったのでやめました。一日平均的に飲んだほうが体調的にも精神的にも自分にはあっています。

ワインの色

2022年に庶民のワインが消費したワインの色は赤32%、白48%、ロゼ16%、オレンジ4%でした。普段からロゼ好き公言しているにも関わらず、20%切ってるとは「3月に増殖する似非ロゼワインラバー」と変わらんやんけと自己ツッコミしたくなります。

「赤ワインと白ワインどっちが好き?」なんて質問にイラッとしていた時期(どっちも好きに決まっとるやんけ)もありますが、今は断然白派。食事と合わせやすいですし、安赤の地雷力は侮れないですからね。来年はロゼとオレンジ合わせて30%超え目指します。

ワインのタイプ(品種)

品種は国際品種を名称で分別「ネッビオーロ」や「テンプラリーニョ」みたいな「国の代表的品種」は「土着」としてカテゴライズしました。

やっぱ、低価格帯は泡しか勝たん。

スパークリング好き公言しているだけあって、10万ml以上はスパークリングを飲んでいます。箱ワインの比率が半分って事を考えると「瓶ワインは殆ど泡」と言えます。

悪く言えば「泡に逃げてる」ので、来年は20%以下に抑えたい所。

ワイン生産国

大正義フランスは地域別にしていますが、意外とイタリアが多め。苦手を公言している南仏がフランス地域でトップなのは、箱ワインが要因です。ヨーロッパ信仰高いので納得の結果に。

来年は「非庶民のワイン」である「シャンパーニュ」や「ブルゴーニュ」を減らし、日本ワインを増やします。目標は週末は日本ワインでトータル30%超え。そのためにはデイリー担当の「チリ」「イタリア」「スペイン」「南仏」の登板機会も増えてきそうですね。

ワインの価格帯

デイリーで徹底的にコストカットし、週末に贅沢をする。

庶民でも福袋の恩恵や、セール品を上手に活用することで贅沢ワインを楽しめます。

安いワインで定義づけされている「2千円以下」はなんと半分以下。

60%以上が上代2000円以上で、20%近い数字で上代4千円以上のワインを嗜んでおります。「庶民のワイン=安いワインだけ」ではないということは本ブログを通じてしってもらいたいところです。庶民でもたまに贅沢なワイン飲みたいですからね!

セール情報や、絶対に買うべきワインは庶民のワイン研究所公式ツイッターで情報を公開しています。実際に自分で購入経験があったり、購入予定のものしか公開しないのでご安心を!

まとめ

年間を通じた飲酒傾向を可視化することで、反省点と改善点が見えてきます。

当研究所の場合は「泡逃げ」と「似非ロゼ好き」が発覚してしまいました。

来年は炭酸に逃げず「見えてる地雷(安い赤ワイン)」に挑戦したり、本当のロゼ好きになれるように飲酒傾向をガラッと変えます。

箱ワインの消費量は落ちてくるかもしれませんが、「ボックスワインエヴァンジェリスト」としての活動は続けます。

あとは「日本ワイン」ですよね〜。Podcastでも話していましたが、なまじ生産者に声が届きやすいので、「庶民のワインランク」なんてつけるのがおこがましくなってきます。

そこは違う方向で表現していかなくてはですし、かといって「なんでも旨いって言うつもりもありません」。

あとは利用するショップ。

リカマングループさんは消費者を飽きさせない工夫で鉄板ですが、楽天モールに依存する買い方を卒業したなとは考えてます。

イエノミライフさんだったり、イマデヤさんだったり、葡萄畑ココスさんだったり、オフィシャルでも洗練されてるサイトはたくさんあります。

微々たることですが、モール手数料のない世界が広がれば、双方メリットが大きくなるんじゃないかなって。

入り口としてはモールの影響力は大きいでしょうが、ワイン2年生あたりからは直販利用していったほうが良いと感じています。

ポイント恩恵は捨てきれませんが、自戒を込めて締めくくります。

冒頭で触れていた「庶民のワインリスト2023」noteでアップしいます!

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。
ソムリエ・ワインエキスパートのおすすめ教材