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・テイスティング日記

フフフ、これがポールクルーバーってやつですか。

ポール・クルーバー・リースリング ドライ・エンカウンター 2016

Paul Cluver Estate Riesling 2016

参考価格:2000~2500円ぐらい

購入価格:6本で12060円(500円クーポン使用)

産地:南アフリカ エルギン地区 

品種: リースリング

糖度:7度

購入元:ワインブティックヴァンヴァン (楽天)

インポーター:株式会社マスダ

高ワインも頻繁に飲まれている「ワインの探求者ヴァンさん」が絶賛していたので、気になっていた南アフリカのポールクルーバー シリーズ。人によって語尾が、「ポールクルーバー」 だったり、「ポールクルーヴァー」だったり変わってきますが、当研究所ではバーの方でいきます。

お味の方はTwitter情報でも評判が良いので間違いなさそうだったのですが、問題は購入経路。1本あたり3千円近くするので、購入に勇気がいりましたが、k猫さま(@knekowine)のアドバイスにより、楽天ポイントとクーポンを利用しつつ、お買い得セットをゲット。

ピノ・ノワールとシャルドネは期待感が高すぎるため、まずはリースリングで小手調べ。

アロマ、味わい、余韻と、呑み始めは銘醸地のブランドワインの5千円クラス的な破壊力だと感じました。しかし、飲み進めるにつれ、似た味を思いだします。

シレーニ・セラー・セレクション・リースリング・マールボロ 

横並びで飲み比べたわけでないですが、両方ともに、同じようなお手本リースリングテイスト。アルザスやドイツの3〜5千円クラスの味わいを安価で体験できるといった意味では大満足できます。

しかし、シレーニにしても、今回のポールクルーバー にも言えることが、その土地特有の味わいを感じにくく、面白みに欠けるところ。

直近でルーマニアセットを飲んだからこそ言えますが、国際品種でもその土地の風土を感じる方が飲んでいてワクワクします。もちろん、癖が強い分好き嫌いは別れますが(私はルーマニア苦手)、その辺り消費者として、買う前に「地味タイプか模倣タイプ」かは知っておきたいポイントでしょう。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:4点

生産地:3点

買いやすさ:3点

売り文句:5点

今まで購入してきたワインサイトで1、2を争うコメント。ヴィンテージごとに店長コメントが設けられていて、生産者の情報量も豊富。ワイン購入にあたり、信頼感が半端ないです。

リンゴ、ピーチなどを思わせる果実香、白い花をイメージするフローラルな香り、ハチミツ香、やや強めなオイリーな風味、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中にフレッシ ュな旨味豊かな綺麗な果実味がストレートに飛び込んでくる印象です。強くハッキリした酸とミネラルに富み、キリッとした辛口で、一本芯の通った味わいでです。透明感があり、爽や かな印象も受け、余韻は長く、果実の旨味と共に後味に苦味と収斂性が心地よく残ります。強くハッキリした酸とミネラルに富み、キリッとした辛口で、一本芯の通った骨格のしっかり した味わいですが、フレッシュで旨味豊かな果実味がストレートに豊かに広がる素晴らしいヴィンテージと言えます。

麦ちゃんコメントより引用 下の楽天リンクより確認できます。

アロマ:4点

複雑性:4点

余韻:3点

バランス:4点

たいがくんポイント:4点

独自性は感じられない分、上質リースリングを比較的安価で体現できるのは、庶民にとってありがたき幸せ。

一点マイナスにした要因は、スクリューキャップで再栓したときに、ギュッと閉めたのにもかかわらず横置きして液漏れしちゃったところ。20ミリリットルは損失しました(泣)

総合評価:A(お値段以上の味わい)

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。