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フランス/ボルドー地方

地雷ワインの代名詞「金賞ボルドー」に挑む

シャトー・ブルデュー 2017

Chateau Bourdieu 2017

参考小売価格:1700円

産地:フランス/ボルドー/ブライ・コート・ド・ボルドー

品種: メルロー 87%/カベルネ・ソーヴィニヨン 10%/カベルネ・フラン 3%

購入元:かめや

インポーター:モトックス(リンク)

Chateau Bourdieu 2017

ワイン飲み始めの頃、「ボルドー」って言葉を覚えた嬉しさのあまり、激安ボルドーを買い始め、挫け、次に行き着いたのが、

「なんか賞とってるから美味しそう!」

そんな流れで、金賞やらなんやらのメダルシールが貼ってあるワインを狙い撃ち仕出したのですが、結果は尽く惨敗。

そんな経験から「メダルシール」や「〇〇賞受賞」のボルドーワインにトラウマを抱えていましたが、最近は「インポーター」でワインを選ぶようになったので、「モトックス」なら大丈夫と高を括ってチャレンジ。

そんなモトックス さんが、自信をもって売り出している売り文句はなんと「金賞6つ獲得!」「1464年設立の老舗シャトー」

老舗ってワードはもとより、トラウマメダルシールも、ここまでペタペタ貼ってあると逆に美味しそうに感じるから不思議。

ここまで一口も飲まずに書いており、唾が垂れてきたのでそろそろ飲んでみます。

初日の若いボルドーワインってことで味見もせずに↓こんなものを使用しましたが、大正解。

とても希望小売価格で千円台と思えない綺麗なバランス。

香りの第一印象は果実系よりは花系主体。スミレ、バラ、ユーカリ、ハーブの要素が交錯しつつ、グラスを回すとダークチェリー系が現れてきます。

飲んでいて角がなく、スイスイ飲める軽めのボルドーですが、それなりに渋みの要素もあるので、安っぽさは感じません。

余韻が短い故に奥行きや、「上品な」と言った言葉はお世辞にも使えませんが、お値段以上の満足感は確実に得られますよ。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

値段(小売):48点

生産地:4点

アロマ :6点

バランス :7点

余韻 :5点

複雑性:6点

買いやすさ:3点

主観:7点

総合得点:87点

庶民のマリアージュ

新コーナーです。

ウェブや書籍で著者や販売元が提案する、ワインと料理の組み合わせは概ねって手の込んだ料理や、名前が横文字の気取ったメニューばかり。実際に再現できるのは富裕層の料理上手な専業主婦か、ガチで料理が趣味の人ぐらいではないでしょうか。

そんな悩みを解決すべく、当研究所では、毎日投稿したワインで身近なマリアージュを成立させます。実際に試しているわけではないですが、ワインの味わいからしっかりイメージを捉えますので、大きく外すことは絶対にありません。すなわち、「個人の主観です!」なんていいわけはしまませんよ。

では、さっそくこのワインに合う食べ物を提案させていただきます。

  • 金のハンバーグ(セブンイレブン)
  • 白い恋人
  • ピザポテト
  • げんこつメンチ(ローソン)
  • もちっと食感の汁なし担々麺(ローソン)

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。