ドメーヌ・タカハタ オー・ヴィーニュ カベルネ・ソーヴィニヨン 2020
DOMAINE TAKAHATA Haut-Vigne
参考小売価格:11,000円
産地:山形
品種: カベルネ・ソーヴィニヨン
購入元:頂き物
製造:高畠ワイナリー
視聴者さんから、とんでもないワインを頂きました。
それが 高畠ワイナリーの高級ライン、『DOMAINE TAKAHATA Haut-Vigne』
1万円を超えるワインを一人で飲むのは2年前の誕生日以来なので、抜栓前から手が震えました。
ただ、飲むのも味気ないと思ったので、今まで飲んできた高畠ワインを振り返りながら、気持ちを高めます。
というのも、過去に 「年間ベストワイン」 に選んだことがあるくらい高畠ワイナリーさんの実力は折り紙付き。
ただ、現地に行ったこともないし、毎年飲んでるわけでもないので、この機会に改めて信仰心を高めていこうと思います。
📍高畠ワイナリーってどんなワイナリー?
「さて、高畠ワイナリーですが…名前は聞いたことあるけど、どんなワイナリーなの?っていう方も多いと思います。
実は高畠ワイナリーは “山形のボルドー” なんて呼ばれることもあるんです。
それもそのはず、ここは フランス流の本格醸造 にこだわりつつ、日本の風土を活かしたワイン造りをしているワイナリー。
特にポイントなのが、
✅ 高畠町の気候がワイン造りに最適(昼夜の寒暖差が大きく、ぶどうの酸と果実味のバランスが良い)
✅ フランスの最新醸造技術を導入し、本格的な熟成をしている
✅ ぶどうの栽培から醸造、熟成まで徹底的にこだわる
だから、“日本ワインって薄くて軽い” と思ってる人が飲むと、
『え、これ日本ワインなの!?』 って驚くことが多いんです。」
📍高畠ワイナリーの代表的なワイン
「とはいえ、高畠ワイナリーのワインってたくさんあるんですよ。
千円台から今回頂いた『DOMAINE TAKAHATA Haut-Vigne』みたいな1万円を超えるものまで。ラインナップされています。
まずは 私が飲んだことのある高畠の代表的なワイン をいくつかご紹介します。」
「高畠のスパークリングといえば 『嘉-yoshi-』シリーズ。
注ぎたて強炭酸から入り、短時間で微発泡に変化。フルーティーなのに超辛口って言えるほど切れ味抜群のドライタイプで爽快感を楽しめるワイン。
私はまだ飲んだこと無いですが、シャルドネ100%は2千円以下で購入でき、非常に評価の高いワインだそうです。
2. マジェスティックシリーズ(赤おに・青おに)
とある方から頂いて、こっそり飲んでおりました。
「『赤おに(L’OGRE ROUGE)』と『青おに(L’OGRE BLEU)』は、高畠のプレミアム赤ワインライン。
『赤おに』は力強くスパイシーな赤ワイン、
『青おに』はメルロー主体で、ボルドー的な深みのある一本。
どちらも 『日本ワインってこんなにパワフルなの!?』 って驚くシリーズ。」
ブラインドで飲むと倍の値段のフランスワインと同じ土俵に立てると思います。
3. 高畠クラシックシリーズ
「比較的手に取りやすいシリーズですが、これも侮れない。
『高畠クラシック シャルドネ』や『高畠クラシック メルロー&カベルネ』は、価格以上のクオリティで、日本ワインの底力を感じさせる。」庶民のワイン大賞に選んだのもこちらのシリーズ。
📍今回の特別な一本『DOMAINE TAKAHATA Haut-Vigne』
「さて、ここまで高畠ワイナリーの定番ワインを紹介してきましたが、今回頂いた 『DOMAINE TAKAHATA Haut-Vigne』 は、それとはまた違う、特別なワイン なんです。
このワイン、普通に売ってるものとは違って、不安定供給 で生産量がかなり限られているんですよね。
つまり、一般的な高畠ワインとは違い転売ヤーが目付けしているという立ち位置。
特に、この『Haut-Vigne(オー・ヴィーニュ)』は、高畠が持つ最高の畑のぶどうを使った一本 で、熟成のポテンシャルも高く、普通の高畠ワインとは 一線を画す特別な造り になっているそうです。」
そんなものを今飲んでいいのかってことなんですけど、せっかくご行為で頂いたものなので思い切って飲んでみます。
📍いざ実飲!
色調は薄め。こんなに薄いカベルネ・ソーヴィニヨンに初めて出会いました。まるで上質なブルゴーニュを予感させる薄い赤です。
そして香りなんですが…
『え、これ…ほんとにカベルネ?』ソフトでピュアな果実味に、品のある香水のような複雑さがあります。
飲む前に手が止まり、グラスを思わずゆっくり回してしまう。
「……いや、これ、想像の3倍はすごいぞ?」
シュークリームのような味わいから、スパイシーでパンチが効いた味わいに変化したり、一口ごとに表情を変えています。
もう、飲み込むのがもったいない。口の中でじっくり味わい、一口ごとに幸福感が全身に広がる。口内滞留時間は、一口平均5秒超え。味わいを余すことなく吸収し、体中の細胞が震えるような感覚。五臓六腑に染み渡る…どころじゃない。粒子レベルで振動数が高まる味わい。。
✅ 未体験の味のと余韻の長さ
✅ 酸と果実味のバランス
✅ 余韻が名作映画を初視聴したみたいに広がる
いやー、正直、高畠ワイナリーのクオリティは知ってましたけど、
『このレベルまできてたのか』 って改めて驚かされました。
初めてブルゴーニュの1級ワインを飲んだときのことを思い出しました。
高級ワインは人をここまでハッピーにさせる。
5千円以上のワインは買わないと誓ったものの、「間違いのない高級ワイン」は定期的に接種したいものですね。