ミッシェル トリノ クマ オーガニック マルベック 2019
MICHEL TORINO CUMA ORGANIC Malbec 2019
参考価格:1000円前後
購入価格:1013円
産地:アルゼンチン/カファジャテ
品種: マルベック
糖度:7度
購入元:フェリシティー(楽天)
インポーター:株式会社スマイル
庶民のワインポイント:3.12点
送料無料狙いの数合わせでねじ込んだ1本。
マルベック は比較的安価な価格帯で、意外に種類も豊富かつハズレが少ない印象が強い「優良品種」。ただし、シノニム(別地域で生産されているマルベック)になってくると地雷を踏んだ経験もあるので、あくまで「アルゼンチンのマルベック 限定」でハズレない節を唱えたいと思っています。
しかし、濃くて分かりやすい味と言った点では好き嫌いが別れそうなタイプ。
このワインも、抜栓直後から力強いジャーミーな香りが鼻腔を突き抜けます。
コンポートした黒系果実主体のアロマに、薔薇のニュアンス。
かなりの期待感と安心感を持って口に含んでみたところ、衝撃が、、、、。
「えっ、なんやこれ、、、、、(困惑)。」
ポジティブに言うと、個性が強くて変わった味。
ネガティヴに言うと、バランスが崩れた腐った味。
この腐った味とは、若ワインに飲みなれている私が、時節熟成ワインを飲んだ時に感じる不快なニュアンス。人によっては複雑味と奥行きを感じる素敵な味わい。
食べ物に例えると、内臓系を生で食べれる人か否か。ちなみに私はレバーがNGです。
今まで体験してきたマルベック とは全く別物なのは、果たして「オーガニック」たるモノの所以なのか、実は奥深き品種なのか。。。
冒頭でのべてた、マルベック への偏見フィルターは今後外す必要性があるようです。
と言い終えるところでしたが、
この日のメニューはキムチ鍋。マリアージュ成立で化けましたよこのワイン。
舌先に残る辛味が、ワインに眠っていた上品な甘さを引き出してくれました。
こうなってはもうグラスが止まらない。ワインスペークターで86点評価(2010年)も伊達じゃないですわ。
庶民のワインポイント
価格:5点
生産地:3点
買いやすさ:4点
売り文句:2点
レーズンは確かにそう言われれば感じるかな。ただし、抜栓直後のニュアンスとはかけ離れているので、飲み頃なんかはご教授いただきたいところ。
紫がかった輝きのあるルビー色。
黒いベリー系果実の熟れた香りにレーズンやチョコのような深みのある味わい。
酸味と果実味、ボディとのバランスが綺麗に取れています。
アロマ:4点
複雑性:3点
余韻:3点
たいがくんポイント:3点
味わいの変化が激しくて困惑。ワインって本当に難しいですね。
総合評価:3.75点