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オーストラリア

ジェイコブの謎ワイン、謎の中毒性あり

ジェイコブス クリーク“わ” 赤 2017

JACOB’S CREEK
“WA” RED

参考価格:1600円前後

購入価格:1574円

産地:オーストラリア

品種: 不明

糖度:測定忘れ

購入元:フェリシティ(楽天)

インポーター:ペルノリカール

オーストラリアで庶民的価格の優良ワインを生産しているジェイコブクリークですが、今回のワインは日本仕様らしくラベルは日本語メイン。

和食にベストマッチなんてキャッチフレーズから、地雷臭プンプンでしたが、あえてそんなワインを試したくなるのは私だけじゃないはず。使用品種も公開されておらず、謎なワインですが、冷やかし半分でテイスティング。

結論から言うと、完全にシラーズ(シラー)で大当たり的ウマウマなワイン。

単一のシラーズと比べてすっきりした飲みやすさを持ち合わせており、ヴィロードのような滑らかさが大衆受けする味わいとなっています。

和食に合わせれるコンセプトみたいですが、その名に負けないぐらい和食に合います。

赤系刺身から、鍋、煮物までカバー。本気出せば焼き魚もいける守備範囲の広さ。

和食に合う最大の根拠は、このワインのエッセンスに「出汁」のニュアンスがあるということ。

グラスに注いで1時間すれば魔法が溶けて残念ワインに成り下りますが、だらだら飲むことさえしなければかなり優秀なワインですよ。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:4点

生産地:1点

買いやすさ:5点

アマゾンプライムで送料込み

売り文句:3点

インポーターさんから拝借、文章が綺麗すぎていまいちイメージしづらいですが、言いたいことはわかります。

色合い透き通ったガーネット色、ディスクのエッジにオレンジ色のリングが見えます。香りすぐりやラズベリーなど赤いべリー系、プラムなど健康的な果実の香り、オレンジの皮、クローブや八角に代表されるオリエンタルスパイスや干し肉の香りのほか、乾いた土の香りがあります。味わい口中に果実香がなめらかに広がり、豊富な酸味とフレッシュな果実味が感じられます。しなやかで繊細なタンニンと、酸、甘味の融合性が高く、なめらかでつややかな印象をもった味わいの赤ワイン。

http://www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/wine/jacobscreek/

アロマ:3点

複雑性:3点

余韻:3点

バランス:4点

たいがくんポイント:4点

私のような貧乏舌(低価格ワインを飲み慣れている人)が好きな味わい。抜栓後すぐがピークで、わかりやすい味。

総合評価:Aマイナス(値段以上の味わい)

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。