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・テイスティング日記

久々の南アフリカは1100円のピノ・ノワール

ロバートソン ピノ・ノワール 2017

ROBERTSON  PINOT NOIR 2017

参考価格:1650円

購入価格:1100円

産地:南アフリカ

品種: ピノ・ノワール

糖度:8度

購入元:ワインナビ

インポーター:株式会社マスダ

南アフリカのワインは、興味大アリにもかかわらず、購入頻度が著しく低い生産国の一つ。

今回はワインナビさんの決算セールにて1100円だったので購入しました。普段〇〇賞なんて当てにしませんが、このワインが受賞している「さくらアワード」は比較的大衆向けのわかりやすい味のワインが多く、庶民ポイント高いです。

しかし、問題のこのワイン、ピノ・ノワールの銘醸地「ブルゴーニュ」とは全くの別物で驚きました。

香りから得られる果実味の低さ、種の要素を強く感じるタンニン、オーク風味がパサパサしていて、飲んでいて違和感を感じてしまいます。

どんな条件で飲んでいても「低価格のピノ・ノワール」と自信をもって答えれる奥行きのなさが、逆にチャームポイントと言ってしまえば愛着が湧いてこないでもないです。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:5点

生産地:2点

買いやすさ:3点

売り文句:1点

インポーターさんから拝借、やや過剰表現によみとれるのはビンテージ違いを飲んでいる可能性としておきましょう。しかし、ブルゴーニュとニューワールドの中間って表現は腑に落ちました。

完熟したストロベリーやチェリーの香り。豊かな酸味、優しくなめらかな味わい。樽は使用してないが、ほんのりとオークの風味がある。しっかりとしたボディを持ち、この価格では信じられない上質のピノノワールに仕上がっている。一般的な低価格のピノノワールに多い、薄っぺらなワインではなく、優しい味わいの中にも力強さを感じる。ワインのスタイルは、ブルゴーニュとニューワールドの中間。

https://southafricawine.jp/?pid=93901644

アロマ:3点

複雑性:4点

余韻:3点

バランス:2点

抜栓直後〜2時間経過まで様子見ましたが、タンニンが強すぎると感じました。

たいがくんポイント:2点

ブルゴーニュ好きだけど、カリフォルニアとかチリのピノ・ノワールも好き。そんなピノ・ノワールラヴァーが手放しで褒めれないピノ・ノワールがここにありました。

総合評価:B(値段相応の味わい)

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。