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フランス/ブルゴーニュ地方

ボジョレーをあなどるな!(ヌーボーじゃないよ、クリュだよ。)

フルーリー プレスティージュ ドメーヌ デ ロージュ 2016

FLEURIE PRESTIGE CAVE DU CHATEAU DES LOGES 2016

参考価格:1721円

購入価格:1200円ぐらい

産地:フランス/ブルゴーニュ/ボジョレー/フルーリー

品種: ガメイ

購入元:リカオー

インポーター:株式会社ルミノ・ヴィーノ

庶民のワインポイント:4点

もうすぐボジョレー解禁の季節で販売店が騒がしくなってきましたね。

一般的には「ボジョレー=ヌーボー(新酒)」 『ヌーボー=イチゴっぽい甘いワイン』のイメージが先行しております。

そんなボジョレー地区のワインですが、新酒以外でも意外と店頭売りされていて、なんと村名ワインが格安で買える、穴場的ポジションなのです。

そんな熟成用の村名ワインはクリュデュボジョレーと呼ばれ、いかにも美味しそうなネーミングが与えられています。

今回の村名ワインは「フルーリー」。有名どころの「ムーラン・ア・ヴァン」 や「モルゴン」に比べると、やや知名度は落ちますが、場所的にはこの2つの村のすぐ近くに位置しております。

さて、このワイン、「フルーリー プレスティージュ」のお味の方ですが、

「すさまじきもの」

と表現いたしましょうか、ガメイ種のポテンシャルを最大限に引き出したような味わい。

ラズベリー、ブルベリーと赤系果実主体ながら、しっかりと腐葉土や生肉などの高級ワインで感じ取れるニュアンスが含まれており、「ザ・エレガンス」なワインと言えます。いかに「クリュデュボジョレーと言えど、果汁味ドッカンタイプが少なくない中、凄まじき複雑性を持ち合わせてるのは、完全な当ワインといえるでしょう。

ちなみに、昨日大絶賛した「ドメーヌ・デ・リズ』を飲んだ後に、味わい、このような感想が出てくるので、錯覚でも気のせいでもなく、完全にこのワインの実力です。

無論、ドメーヌ・デ・リズより格上とは言えませんが、「同じ土俵でも戦えるワイン」なので、価格を考えるとこちらに軍配を上げざる得ません。

※グラス2杯しか味わっていないので、残りのワインの変化次第では今後評価を買える可能性もあり※

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:5点

生産地:4点

買いやすさ:3点

売り文句:3点

テイスティングコメントが少ないのが原点ポイント。

リンクは下の楽天ページから飛んでね。

アロマ:4点

複雑性:4点

余韻:4点

たいがくんポイント:5点

最近高評価が続きすぎているので、そろそろ毒ワインが飲みたいところ。

総合評価:4点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。