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フランス/ブルゴーニュ地方

クレマン・ド・ブルゴーニュを選ぶわけ。

アミオ ギイ エ フィス/ クレマン・ド・ブルゴーニュ エクストラ ブリュット

Cremant de Bourgogne Extra Brut

参考小売価格:3850円

産地:フランス・ブルゴーニュ

品種:シャルドネ・アリゴテ・ピノ・ノワール

購入元:かめや

インポーター:株式会社ラックコーポレーション

フランスのシャンパーニュ地方以外で造られた瓶内二次発酵のスパークリングワインをクレマンと呼ぶのですが、「クレマン・ド・ブルゴーニュ」はブルゴーニュ愛好家でも評価が低い気がします。

「その価格ならシャンパン買うよ」「その価格ならACブルゴーニュの赤(白)買うよ」

なんて選択肢がある中で、あえてクレマン・ド・ブルゴーニュを選ぶ価値はあるのだろうかってところですね。

もちろん、もともと好きな生産者が造ったクレマンというのなら興味が湧いてくるのでしょうが、こと庶民レベルの愛飲家からすると好きな生産者なんて追えないのであります。

ではなぜこのワインを購入したかと言うと、理由は2つ。

1つ目は、単にキャンペーンで割引されていたリストの中で安いものから選んだから。

2つ目は、オルタナティブシャンパーニュ(まるでシャンパーニュ)を期待して飲んでみたかったから。

シャンパンの主要品種は「シャルドネ」「ピノ・ノワール」。これはブルゴーニュ地方と同じわけであって、むしろブルゴーニュの方がぶどうの育ちは良いとされています。

そう考えると、シャンパンより安価ですし、試してみたくなりますよね。ってことで飲んでみました。

結論を述べると薄いシャンパン。

雰囲気はシャンパンですが、シャンパンを期待すると物足りなさは否めません。

特に泡が抜けたあとは弱々しい感じがするので、抜栓直後に飲みきったほうがよいでしょう。

注意:当研究所では、高級ワイングラスを利用し、適性温度でテイスティングしております。冷蔵庫温度や常温のワインをマシンメイドグラスで味わった場合とは感じ方がかわりますので、その辺り差し引いてご閲覧ください。

本日の組み合わせ

唐揚げとスパークリングは鉄板の組み合わせ

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Cランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。