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イタリア/南部

アリアニコでニコニコ。お財布にも優しいイタリア土着品種

ヴィニエティ・デル・ヴルトゥーレ・アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ・ピポリ

VIGNETI DEL VULTURE AGLIANICO DEL VULTURE PIPOLI

参考価格:1700円

購入価格:1350円+送料(まとめ買い無料)

産地:イタリア/バジリカータ州

品種:アリアニコ

購入元:酒類の総合専門店フェリシティー(楽天)

インポーター:株式会社稲葉

アリアニコ自体はそこまでマイナーな品種では無いのですが、主な生産地域はイタリアの南部。

イタリアの主要都市が北部と中部にあるため、ワイン勉学者やイタリアマニア以外には馴染みの少ない土地「バジリカータ州」ですが、ワインは総じて安価で高クオリティ。

ちょっと褒められると値上がりする新世界ワインと違い、千円台で「おぉ」とするワインに出会う確率が多いのであります(ただし、ハズレも多い)。

故に、味わいは独特。

そりゃ思考を停止させれば「ブルゴーニュ」」の「ピノ・ノワール」と「シャルドネ」ばかり飲んでおけば、それなりのワインライフが送れるのでしょうが、ワイン愛好家としては、

冒険は続けたい。

とそんな思いがあります。

余談が長くなりましたが、今回のワインを最近味わったイタリアの品種との比較してみると、

甘さ

プリミティーボ>>>>>>アリアニコ>>サンジョベーゼ>>>>>ネッピオーロ

酸味

ネッピオーロ>サンジョベーゼ>>アリアニコ=プリミティーボ

渋み

ネッピオーロ>>>>>>>サンジョベーゼ=アリアニコ>>>>>プリミティーボ

ワインに主観はタブー(アホかいな)とされていますが、あえて個人的な好みを不等号で表すと、

ネッピオーロ>>>>アリアニコサンジョベーゼ>>>>>>>>>>>>>プリミティーボ

総合的には好みのワイン。

酸味が少なく、甘みにウエイトを置いたタイプですが、厳密にタンニンが効いているので、バランス的にはOK。

ニュアンス的にはドライプラム、野ばら、ざくろ、ミキプルーン。

ボディーがしっかりしているタイプなので、日が明るいうちは受け付けないですが、飲み足りない最後の締め的なポジションでの活躍ができる、お気に入りリストに入った、庶民のワインでした。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。