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3分で高めるワイン偏差値

独学の限界?/ブラインドはテイスティング会で!

ワインエキスパート は筆記試験で試されるワインの知識だけではありません。
一次試験の後に待ち構えるのは、テイスティングの技量が試される二次試験。とても難易度が高いとされており、まぐれで受かるような代物ではないでしょう。
一次試験も未だ受かっていませんが、知識の詰め込みばかりでも息苦しくなるので、積極的にテイスティング会へで向かうことにした次第です。

今回お邪魔させていただいたのは、

パロレ・エ・ムジーク (paroles et musique)


高知県のシニア・ソムリエのオーナー様が運営されている、本格的ワインバーです。県内の紳士、淑女が集う知る人ぞ知るお店では、定期的に勉強会が開催されていました。

庶民が通うには敷居が高そうな店構えですが、一人飛び込みで入っても、暖かく受け入れて頂いたので、ホッとした次第です。

勉強会の流れは、ブラインドで飲み、参加者がコメントしあって産地や品種の仮説を立てていきます。オーナーから小出しされるヒントを元に当てていくのですが、普段格安ワインしか飲んでいない庶民としては、すべてのワインに圧倒的な存在感を示され、気後れしてしまいます。

しかし、自分一人では買えないような貴族のワインボトル達を、グラスで数種類テイスティングできるのは、とてもリーズナブルで貴重な体験だと言えます。また、普段格安ワインしか飲んでいないからこそ、味わえる感動があるのも一つのアドバンテージ。それはまさに、庶民の役得とも受け取れるので、多少の出費も厭わない事にしよう。と自分に言い聞かせてます。

今回出題していただいた、ワインの銘柄や産地は、全く想像も推測もできないほどの未知の領域でした。これが実際のテストで当たり前のように行われるとなると、結果は今から見えていると言っても過言ではないです。
そんな敷居が高いワインエキスパート の資格ですが、参入障壁が高い分、とっても貴重なライセンスとも言えますね。

そして会の終盤、この日は、ご誕生日の方がいらっしゃったので、超ウルトラ高級な古酒を飲ませていただきました。


もうコルクの香りから、絶句(*´∇`*)


まるで、一杯のグラスに、フランス料理のフルコースを詰め込んだかのような味わいが、そこに存在しておりました。


次の日まで余韻が残る麻薬のようなワインなので、


「あぁ、庶民では本当の意味でのワインを楽しめないのか、、、」

と心が揺らいだ次第です。

追伸
テイスティング会は、参加されている全員に純粋なワイン愛が感じられ、とても居心地のよい空間です。他の趣味や娯楽の集いとは一線を画しており、ワインを本当に嗜まれている人達は、圧倒的な人間偏差値の高さを伺えました。しかし、在り来たりなワイン会やワインパーティーには、ビジネス目的の似非ワインラヴァーも隠れているので、注意が必要ですよ。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。