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スペイン

苦手ワインの攻略法

オーガニック レッド ブレンド アルマンサ 2020 スパニッシュ ストーリー

Spanish Story Organic Red Blend Almansa

参考小売価格:1848円

産地:スペイン

品種: メルロー、カベルネ ソーヴィニヨン、モナストレル、シラー

購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)

インポーター:株式会社都光

最近集中的に飲んでいる1本917円でゲットした激安ワインセットの目玉ワイン。

定価1800円なので約半額でゲットしているのですが、実は飲む前から苦手な雰囲気がでています。

ポイントはアルコール度数14.5%というスティルワインにしては異常な高さ。

低アルコール飲料は明るいうちに飲むべしなんて語って置きながらなんですが、アルコール度数が高すぎるワインは苦手だったりします。

アルコールをガツンと感じすぎると、上品とは程遠い下品な味に感じるんですよね。ぶどうにエタノール混ぜたと例えればわかりやすいでしょうか、アルコールが浮いて感じます。

そういったマイナスイメージを払拭するべく、販売サイトのアピールポイントを読み込みテイスティングしてみます。

設立者のポールダマンさんは元マーケティングのプロフェッショナル。マーケター視点から持続可能な商品作りを志したそうです。

特徴としては、

  • 環境に優しいフェロモンによる害虫防除の導入
  • 農業生態を管理し、ブドウ栽培は100%オーガニック
  • 排水を徹底管理し、太陽光発電を採用。

綺麗事ではなく、マーケター視点で環境に配慮しているってところが面白いですね。

さて飲んでみます。

一口目は酸っぱい系ですが、許容できる酸っぱさ。

確かにアルコールはきつく感じますが、アルコール臭はなく、食道で熱さを感じるぐらい。

高アルコールなのにボディー表記がミディアムってどうゆうこと?っと思ってましたが、飲んでみて納得のミディアムボディ。粘性がそこまで高くなく、甘さがタンニンと酸味のバランスより控えめなので濃厚には感じません。ただ、骨格はガッチリしているのでパワフルなタイプではあります。プラムだとかコンポート果実だとかそういった要素が苦手な方は苦手なタイプ。私自身もそういったタイプが苦手なので、間を置かずにガバガバ飲むことはできません。

しかし、苦手な濃い系ワインも食事と掛け合わすことで美味しく飲めます。

食前はグラス2杯で飲みきれるか心配していましたが、ピザ食べながら飲むとガバ飲みできます。

イメージとしてはアンパンと牛乳。

濃厚チーズとパワフルワインが、お互いのくどさ、しつこさを打ち消し合い調和していきます。

ピザのように濃い系料理に繊細なワインを持ってくると、ワインの上品な味が打ち消されるため、ピザには苦手なワインや濃い系ワインを充てがうとワインが進みます。

飲みきれるか心配しておりましたが食べ始め1時間でラスト1杯まで持ってきました。

その後ラスト1杯の消費に1時間かかりましたが、美味しく1本いただけましたよ。

本日の組み合わせ

庶民のワインランク(詳細

今回のワインは:Cランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。