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イロモノワイン

期待値とのギャップが消費者を苦しめる

ワンワイン ピノ・ノワール

ONE WINE Pinot Noir

参考小売価格:550円税込み

産地:南フランス

品種: ピノ・ノワール

購入元:アマゾン

インポーター:サントリーワインインターナショナル株式会社

ブラックフライデーセールをきっかけに、以前から気になっていたONE WINEにトライ。

白は良い感じでしたが、メルロが「??」となったので、ピノ・ノワールに関しても飲む前からテンションが上がりませんでした。一種のノルマ的な感じになっていたのですが、グラス2杯で飲みきれるのは缶ワインの魅力でもあります。箱ワインで外した時はダメージ大きいですからね。

しかし、ワインでがっかりする場合の大きな要因として「期待値とのギャップ」があるわけで、箱ワインはある意味「最初から期待していない」から残念に思うことがなかったりします(逆に高いワイン程、落胆する事が多い)。

ONE WINEシリーズも、前評判の良さから「ソーヴィニヨン・ブラン」「シャルドネ」と好感触が続いたので、勝手に期待して「メルロ」で落胆しただけであって、気持ちをニュートラルに戻すと楽しめるわけです。

なんせピノ・ノワールなんか味わいの振り幅が一番大きい品種であるわけですから、「どうせ最悪」と身構えていれば落胆することはないでしょう。

事実、今回のワインもメルロを飲んだ直後、気持ちを切り替えて挑んだので「まぁこんなもんでしょう」と購入価格以上の楽しさを得ることができました。

「軽やかでチャーミングな赤」

ラベルに書かれている通り、軽やかでチャーミング。

ブラインドで飲んでピノ・ノワールとは答えれない味わいですが、知ってて飲むとかろうじてピノ・ノワールを感じることができます。

ポカリスエットはポカリスエットとして飲みますし、コーラはコーラでしかない。

そう考えると「缶ワイン」も「缶ワイン」として楽しむことで冷蔵庫に常備したくなってきますね。

本日の組み合わせ

食後の追い込みワインで

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Cランク


ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。