ブルゴーニュ オンクル・ヴァンサン 2017
BOURGOGNE ONCLE VINCENT 2017
参考小売価格:5000円
産地:フランス・ブルゴーニュ
品種: シャルドネ
購入元:エノテカオンライン
インポーター:株式会社エノテカ
昨年購入していたエノテカのスター生産者ブルゴーニュセットの中の1本。
この生産者は、スターの冠に相応しい大人気「オリヴィエ・ルフレーヴ」。当研究所でも何種類か試しておりますが、どれも絶頂級クオリティ。
当然今回もそんな絶頂級を期待していたので、長らく開栓する勇気が出なかったのですが、ツイッターのタイムラインで流れてきたのを見かけてしまい、飲みたい欲を抑えられなくなりました。
最近はブラインドティスティングコンテスト(見事予選敗退)の対策のため、シャルドネは封印していたのですが、その反動として良いシャルドネを欲していた事も理由の一つです。
さて抜栓。
香りはグラスに注いでいる距離から力強く感じられる樽熟シャルドネ香。バター、トースト、蜂蜜を主軸としながら、決してわざとらしく風味付されていない自然な印象。
飲んでみると、確かにバランスは綺麗で文句のつけようがないACブルゴーニュワインなんだけど、定価5000円を考慮すると疑問符。
何故なら、今年殿堂入り確定したルーマニアの1500円ワイン「ヴァイン・イン・フレイム シャルドネ デアルマーレ2018」が3本買えるとなると、完全に3本の方を選んでしまうから。
確かに、果実味の繊細なタッチや、鼻にツーンとくる心地よいミンティーな要素は、エレガントといった意味で比べ物にならないぐらいこちらの方が優れています。
しかし、月間消費量10本程度の生産者名とか気にしない、ライトなワイン愛好家に、値段の開き以上の価値を見出せるかどうかはまた別物。
そりゃある程度ワインの勉強してる層には「ピュリニー・モンラッシェ村のブドウだけで造られています。」なんて謳い文句読むだけでバイアスかかるので、価格なりの満足度は得られるでしょう。
私自身はバイアスかかりまくってたので、2本ブラインドで飲んだ時にどうかは、保存している分で試したいところ。。
庶民のワインポイント
値段(小売):5点
生産地:4点
アロマ :8点
バランス :9点
余韻 :7点
複雑性:7点
買いやすさ:2点(同ビンテージは購入不可)
主観:7点
旨いは旨いっすよ。文句なしで!
総合得点:49点
庶民のマリアージュ
この価格帯のワインだと、一般庶民はワインだけで楽しむべきでしょう。