マス シャロット ミレジメ 2015
Mas Xarot Milesime
参考小売価格:6000円ぐらい
産地:スペイン・ペネデス
品種: カバ3兄弟
購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)
インポーター:株式会社都光
定価六千円。
これはスタンダードなシャンパンが購入できる価格であります。
すなわち、理屈抜きに美味しさで勝負してもらわないと、如何に手間暇をかけていても、希少性があったとしても、「やっぱシャンパンでいいじゃん」となりかねません。
ワインは「歴史、ブランド力、知名度」で楽しむ要素もあるので、そのあたり「安泡の代名詞カバ」となると「ビンテージ付きだろうがなんだろうが、世間的には下に見られます。」
当研究所と致しましても、やはり6000円だすならシャンパンいきますし(そもそも6000円のワインなんて買わない、買えない)、そこはお買い得カスタムセットにクーポンを発動させる嫌らしい買い方で、実質2000円ゲットしているわけです。
定価じゃとても買えないワインが半額以下なら興味本位で試してみたくなるのがワイン好きの性。ありがたく未体験ゾーンの開拓をさせてもらいます。
温度は冷蔵庫取り出しからスタート。
5度ぐらいと思いますが、一般的に冷えすぎとされる温度帯でも抜栓直後から蜂蜜の強い香りがぽわーんっと漂います。
ガス圧は中程度より低めですが、濃密さがダイレクトに伝わる重厚なボディ。並のグランレゼルバ級でも感じ取れない芳醇さに思わずうっとり。
しかし、このワインを美味しいと思えるにはある程度のワインリテラシーは必要。
生産者情報の読解力だったり、安カバを今までどれぐらい体験してきたかによって感じ方が変わってきます。
私自身、過去にこのワインを飲んでいたとすれば「これに6000円はないわぁ」なんて書いていたかもしれませんが、今なら「下手なシャンパン買うよりおもろいで!」って人に勧めることもできます。
現在カスタムセットのラインナップからは消えていますが、入れ替えが頻繁にあるので、また出てくることを期待しておきましょう。
ちなみに今のラインナップには高級シャンパンも入っていたので、実は福袋より狙い目ですぞ。
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注意:当研究所では、高級ワイングラスを利用し、適性温度でテイスティングしております。冷蔵庫温度や常温のワインをマシンメイドグラスで味わった場合とは感じ方がかわりますので、その辺り差し引いてご閲覧ください。
本日の組み合わせ
週末の贅沢ワイン
庶民のワインランク(詳細)
S 品種特性が理解できる、値段も割安
A 好みはあれどイチオシ
B 定価で買ってても満足
C 購入価格的には満足
D もう少し安く購入できていれば納得
E 味わいの満足感に対して割高な値付け
F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない
今回のワインは:Cランク
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