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フランス/ローヌ地方

ギガルは旨いの先入観あるかも?

E.ギガル クローズエルミタージュ ルージュ 2018

E.Guigal Crozes Hermitage Rouge 2018

参考小売価格:3740円

産地:フランス・ローヌ/クローズ・エルミタージュ

品種: シラー

購入元:ヴェリタス(楽天)

インポーター:株式会社ラックコーポレーション

オーストラリアのシラーズを続けて飲んだので、本場(ローヌ)の大人気生産者のシラーを飲んで味覚をリセットしてみました。

ギガルはACローヌからラインナップされていますが、今回は少し頑張って村名ワインをチョイス。貴族たちから言わせると「クローズでしょ笑」なんて馬鹿にされたこともありますが、デフォルトが箱ワインを飲んでる身分としては超高級ワインだったりします。

しかし、3千円のシャンパンを飲むのは娯楽や快楽の要素が強いので、特別感がありますが、こと村名クラスの有名生産者のワインとなるとお勉強要素が入ってくる分、日常で飲んでも罪悪感がありません。

ある程度のクオリティは担保されていますし、味もなんとなく想像できたので、食事のお供として贅沢に飲んでみました。

これは好みの問題なのですが、ローヌの若いシラーって辛味がキツイんですよね。おつまみ無しで飲むと苦手意識が出てしまいます。

このワインもそんな予想を裏切らず、ざらついた質感とピリ辛スパイスの要素があります。

しかし、食事との兼ね合いで大化けするんですよ。

食欲を掻き立てますし、食事も美味しくなりますし、ワインの味わいもマイルドになって完全調和。

ただし、後日有識者の方々にブラインドで飲んでもらうと、1500円シラーズと対して変わらない評価だったことが判明。

ギガルブランドの恩恵で美味しく感じてる説ありますよ。

本日の組み合わせ

集中テイステティング。

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Cランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。