ムーラン・ディッサン 2017
Moulin D’issann 2017
参考小売価格:2700円
産地:フランス/ボルドー
品種: メルロー 90%/カベルネ・ソーヴィニヨン 10%
購入元:プレミアムワインセラー(楽天)
インポーター:株式会社ボンド商会
ボルドーの格付け3級に君臨しているマルゴー村の「シャトーディッサン」ですが、一般庶民に格付けワインなんて縁がない代物。
しかし、セカンドラベルやサードラベルとなると、出会えないこともないので、当研究所も福袋で両方ゲット済み。そしてセカンドの「ブラゾン・ディッサン」はなんとPodcastの記念すべき第一回放送で採用した因縁のワイン。
セカンドがイマイチだったので、全く飲む気がせず、1年以上セラーで放置していた今回のワインを、何故このタイミングで抜栓したかというと、きっかけはこちらの記事を読んだからです。
端的に言って仕舞えば、下心。つまり「ワインの授業」最新エピソードで4時間目を担当していただいた野田祥子先生とご対面するなら、少しぐらいトリガーのあるワインを飲みながら話したいじゃないですか!!ってことで収録中にテイスティング。
初日は、会話を楽しみながら飲んでいたので、「これは旨い!」と唸りながら飲みました。しかし、雰囲気に流されてた感があったので、後日小瓶に少し残していた分を冷静に飲み直してみます。
香りは低く、インクっぽいネガティブな匂いが気にかかりますが、飲んでみるとスルスル系で軽めのボディ。余韻も浅く3千円ボルドーとして説得力に欠けるものの、ブランド力を考慮すると致し方ない値段設定なのかもしれないと自己処理します。
というのも、実はこの日、保存していたチリの「コノスルやインドミタ」と飲み比べしてみて、味わいのバロメーターに大差ないと感じたからです(あくまで私個人的見解)。
しかし、ブランド力も決して侮れない要素。なぜなら、このワインが収録中のボルドートークに弾みをつけたことも事実ですし、もっと突き詰めると、「ディッサンだからこそ話せた話」もあるというわけです。
純粋に味わいだけで価値を測れない「ワイン」という飲み物。様々な角度から切り取って評価しなくてはですね。。
庶民のワインポイント
値段(小売):38点
生産地:4点
アロマ :6点
バランス :6点
余韻 :6点
複雑性:6点
買いやすさ:4点
主観:6点
総合得点:76点
庶民のマリアージュ
野田祥子先生との会話。