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チリ

【チリの安旨頂上決戦】インドミタvsコノスル【自然派】

インドミタ キンタス オーガニック カベルネ ソーヴィニヨン

Indomita Quintus Organic 2019

参考小売価格:1000円ぐらい

産地:チリ・マイポ・ヴァレー

品種: カベルネ・ソーヴィニヨン

購入元:リカーマウンテン

インポーター:株式会社都光

コノスル オーガニック カベルネ カルメネール シラー

Cono Sur Organic Series Cabernet Sauvignon &Carmenere&Syrah 2019

参考小売価格:1000円ぐらい

産地:チリ

品種: カベルネ・ソーヴィニヨン・カルメネール・シラー

購入元:リカーマウンテン

インポーター:株式会社スマイル

チリの安旨ワインで堂々たる知名度と実力を誇る「コノスル」ですが、クリスマスイブにこんなツイートを某社長が投下しました。

これを見る限り、インドミタシリーズが優れているように感じるのは私だけでないはず。

もちろん、インドミタの実力はインドミタ デュエット プレミアム ピノ ノワール 2019を筆頭に当研究所でも十二分に理解できて入るものの、王道シリーズのポジションを覆す事ができるのかは半信半疑だったので同時に飲んで確認してみました。

選んだラインはともにオーガニック認証を取っている自然派ワイン。コノスルはブレンド品種ですが、ベースは同じだろうと解釈したので、その当たり細かいことは気にせずチョイス。

先入観を持たないように、ブラインドテイスティングで飲み比べてみましたが、どちらも優劣のつけにくい同じような味わいでした。

両方とも抜栓直後は硬く取っ付きにくく、青野菜要素が印象的です。香りの強弱から、口当たりの硬さ、ボディーの重厚感、余韻の抜け方、どこを切り取っても似たような雰囲気。

あえてタイプの違いを見出すとすれば、コノスルの方は筋肉質だが柔軟で、変化はほぼ一定。インドミタは徐々に円みが増してきたように感じます。

ただ、純粋に味わいだけを切り取り、旨かったかどうか厳しい目線で答えると「両方否」

自然派ワインが苦手なわけでなく、むしろ好きなジャンルでもあるのですが、直近で飲んだ「ありえない価格シリーズ」のカベルネ・ソーヴィニヨンが優秀すぎてその残像が消えなかったのが原因(どうしても割引後の価格で比較してしまう)。舌が肥えると燃費が悪くなるので、そういった意味では下級レンジで味覚を整えとくのも庶民なら必要不可欠な要素ですね。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

値段(小売):50点

生産地:2点

アロマ :6点

バランス :5点

余韻 :5点

複雑性:6点

買いやすさ:5点

主観:5点

総合得点:84点

庶民のマリアージュ

ピーマンの肉詰め、ビーフシチュー、焼き鳥レバー

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。