クラブ・ファーム・ワイナリーピノ・ノワールCrab Farm Winery Pinot Noir
参考価格:5400円
産地:ニュージーランド/ホークス・ベイ
品種:ピノ・ノワール
購入元:シュナベ
ワイン映画の代名詞「サイドウェイズ」。
そんな映画の主人公は、極度のピノ・ノワール信仰者。
笑いと感動で包まれた物語の余韻を壊したくない、絶対に外せないワイン選び。
寝かせてあった貴族のワインの封印を解きました。
購入元は「シュナベ』さん。オーナーが直接買い付けたワインのみを取り扱う、NZワインの専門店です。
値段の高さが庶民の財布に優しくないですが、ここでしか買えない、レアなワインを揃えており、下手なフランス産よりよっぽど費用対効果は期待できます。
ニュージーランドのピノ・ノワールはブルゴーニュよりは親しみやすい印象でしたが、このワインはブルゴーニュの格式のある畑の「それ」を思わせるようなエレガントさを持ち合わせております。
イメージとしては、高飛車な女性。
しかし、飲むタイミングによっては、デレ~としてくるツンデレでチャーミングな顔をチラつかせておりました。
実はこのワイン、去年もビンテージ違いで飲んでおり、最低な評価をノートにつけておりました。しかし、これは私のワイン経験値が浅く、テロワールを理解できていなかったことが原因で、舌と知識が深まった今なら、このワインの破壊力が恍惚な気分へと誘ってくれます。
いちごやらラズベリーやら、アメリカンオークやら、、、、そんなありきたりの言葉では言い表すことが軽薄に感じる、深きピノの真髄がここにあります。
話は戻りますが、映画「サイドウェイ」。
オリジナルを鑑賞後の日本リメイク「サイドウェイズ」は、ワイン要素が薄れておりましたが、ヒューマンパロディとしての完成度がとても高かったです。
パチモンだと毛嫌いせずに見て欲しい作品。