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オーストラリア

オーストラリアといえば?「シラーズ!」

イエリングステーションリトルイエリングシラーズ

Yering Station Little Yering Shiraz S’16

参考価格:2180円

購入価格:1744円

産地:オーストラリア/ヴィクトリア州/ヤラヴァレー

品種:シラーズ97%/ヴィオニエ3%

購入元:鬼田酒店(地元の酒屋)

インポーター:ヴィレッジ・セラーズ株式会社

シラーは苦手品種なのですが、試飲会でしっかり試して合格点だったので購入しました。

ヴィオニエが混じっている気分だけでもとても華やかに感じます(たった3%)。

キャップを開けた瞬間に漂う、心地よい香りに試飲会マジックでなかったことを確信します。

濃いめの深い色合いと反比例する粘性の弱さにアル中としては少し物足りなさを感じます。

アロマのイメージは、熱して熟したぶどうに、ブラックチェリー、かすかに生肉。

シラー特有のピリピリする黒胡椒のスパイシー感が控えめなのが、好印象。

口当たりも優しく、膨らみや奥域も感じる味わいはまさに「エレガンス」

鼻から抜ける余韻のイメージは冗談抜きでお花畑。

粘性のなさで懸念していたアルコール感も十分感じ、重厚感と複雑性を兼ね備えながら、決してしつこくない完成度に、これからシラー種への果敢な挑戦を決意させてくれました。

お値段は千円後半でしたが、2千円以下でで得られるこの幸福度は、通常の千円ワイン2本分よりはるかに上でした。

オーストラリアといえばシラーズは、伊達じゃないですね。

注意点としては、劣化が早いので、2日以内で飲みきるのが吉です。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。