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スペイン

真夏の泡特集」第5弾「やっときた、地雷ボトルで筆が進む」

カルボマスブリュットNV

Carbomas Brut

参考価格:1000円

購入価格:12本で10800円

産地:スペイン

品種:マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ

購入元:タカムラワインハウス(楽天)

インポーター:タカムラ株式会社

庶民のワインポイント:50点

タカムラワインハウスの超お買い得セットの1本。

昨日紹介した、「ポールビュール」と同様にこのワインも「定番セット」の「定番ボトル」。

昨日の流れからすると、自信があるワインだからこその大量仕入れ、看板ワイン的な位置付けと受け取ることができます。

しかし、その見解は飲んですぐに崩れます。

はっきりいって「ハズレ」。

冷蔵庫温度の4度のキンキン状態だと違和感なく飲めるのですが、この夏場はグラス内の温度はすぐに上がります。

注いで10分でアウト。

酸味が消え、泡立ちも消え、だらしのない甘味をもったワインに。

例えるなら、炭酸の抜けたラムネ。

しかし、当たり障りのないワインばかり飲むより、こういった「ネガティヴ要素を見つけやすい」ワインの方が、飲んでいて面白いです。

経験を積んでくるとハズレ回避能力が高まってくるので、必然的に悪口ワインの紹介は少なくなってしまいます。

そんな中、こういったワインに出会えるのは貴重と言えるでしょう。

今回の結果

「格安スペイン産のスパークリング」で「カバ(瓶内二次発酵)の主要品種」使用しているにも関わらず、カバ(CAVA)表記がないワインは「ハズレ率が高いということ。」どんな製法かわからない分、マイナスのバイアスがかかってしまうのも原因ですけどね。

※他サイトのレビュー、評価等は高めなワインです。当研究所でも、決して決して飲めないワインではないので、「あえて粗探しをしたテイスティング日記」という位置付けです。

余談ですが、スペルが C A V A なので、「カヴァ」じゃないの? と思われがちですが、スペインでの VAの発音は「バ」なので、「カバ」が正しいカタカナ表記だそうです。

詳しくは故小林史高先生のワイン講座で

Sommelier For Free ワイン講座 第13回:スペイン

庶民のワインポイント 

価格:100点

生産地:10点

買いやすさ:70点

売り文句:30点

以下タカムラスタッフさんのテイスティングコメント。

ドライ感も少なめだし、苦味は感じないなあ。どんなスパークリングでも使えそうなコピペっぽい。

柑橘やリンゴのような、チャーミングな香りがイキイキと広がり、味わいには、ドライなアタックの後、香り同様のチャーミングな果実味が広がります。余韻に感じるほろ苦いニュアンスがメリハリを生み出している美味しさは、キリッと冷やして気軽に楽しみたい美味しさです。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/takamura/8411873710279.html

アロマ:45点

複雑性:38点

余韻:32点

たいがくんポイント:75点

こき下ろしまくりですが、赤ワインや白ワインのハズレワインと比べると、あたり部類。あくまで、泡特集での評価でした。

加算点前の平均:50点

メディア:0点

生産者:0点

SNS:0点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。