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チリ

庶民のワイン研究所「泡特集」第一弾「アルパカ」

サンタ・ヘレナ・アルパカ・スパークリング・ブリュット

SANTA HELENA ALPACA SPARKLING BRUT

参考価格:1080円

購入価格:846円

産地:チリ/セントラルヴァレー

品種:シャルドネ他

購入元:リカオー (地元の酒屋)

インポーター:アサヒビール株式会社

庶民のワインポイント:76点

8月になり、最高気温35度も超え始め、ワイン販売会社はこぞってスパークリングの安売り&特集を開始しました。

当研究所はそんな世間様の流れをうまく利用し、今月は徹底的にスパークリングの研究を開始します。

第一弾はご存知「アルパカ」

以前紹介した「アルパカを侮るな」の記事でも触れましたが、千円以下ワインの基準はアルパカの味わいにあります。

輸入量や種類の豊富さ故に、買いやすく比べやすいところが最大の魅力。同価格帯のレンジだと、コノスルなんかもありますが、当研究所はあえて「アルパカ」を最初にオススメします。

なぜなら、コノスルを基準に据えてしまうと、8割の千円以下ワインはハズレにせざる得ないからです。

その点、アルパカのハードルは簡単に超えれます。「決して美味しくないけど、捨てるほどでもない。」「気負わず抜栓して飲める」そんな一定の安定感を持ち合わせているのも魅力の一つです。

今回のスパークリングは、以前紹介したロゼスパークリングの兄弟分的ポジション。

ロゼがあたりでノーマルが外れるなんて、まずあり得ません。某ワイン稽古場のお言葉をお借りするならば、もう大船に乗った気分でテイスティングできます。

色合いは薄く、気圧も高くはないが、十分に合格ラインの泡の量。

口に含んだ爽快感も合格ラインで、例えると、炭酸水のペットボトル開封2日目レベル。

味の膨らみやコクといった点では寂しさは否めませんが、使用品種「シャルドネ」のフルーティーなニュアンスはしっかりと感じられます。

あえて突っ込むとすれば、アルコールが不自然に感じます。ぶどう発酵で自然にできたアルコールというよりは、添加された酎ハイっぽい感じ。まぁ気のせいかもしれませんが、翌日は頭痛がしました(このワインは当日で完飲)。

庶民のワインポイント

価格:100点

生産地:45点

買いやすさ:100点

近所のスーパー、コンビニ、通販、すべて網羅

売り文句:65点

輸入元のページ参照。的確だけど、無難すぎて面白みがないですわね。

すっきりした味わいとふくよかさが感じられるスパークリングワイン。爽やかでキレのある清涼感とかすかな甘さが特徴です。

https://www.asahibeer.co.jp/products/wine/brand/alpaca/G938N.html

アロマ/泡の量:61点

可もなく不可もなく

複雑性:54点

単調というわけではないが、第一アロマ(果汁香)が強すぎて他の要素が掴みきれない。

余韻:46点

意外と長い余韻。

たいがくんP:65点

ザ・値段相応ワイン。

加算点前の平均:67点

メディア:1点

「ジャパン・ワイン・チャレンジ2018年銀賞」

なんじゃその賞は。笑

生産者:5点

類を見ない豊富なバリエーション

SNS:3点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com