シャブリ プルミエ・クリュ ボーロワ
CHABLIS 1ER CRU BEAUROY
参考価格:5000円
購入価格:5000円
産地:フランス/ブルゴーニュ/シャブリ
品種: シャルドネ
購入元:エノテカオンライン
インポーター:株式会社エノテカ
庶民のワインポイント:3.25点 (5点満点)
今回初めて登場のプルミエクリュ(一級畑)。もちろん当研究所も初めて味わう「シャブリの一級品」。かなり前に購入しておりましたが、庶民がゆえに抜栓タイミングがわからずに塩漬けしておりました。
現在集中的に飲んでおります「シャブリ特集」も中盤に差し掛かってきたので、この辺りで「一級品」の実力をチェックしておく必要を感じたので抜栓。
外観は、今まで見てきたシャブリとは全く別物の黄金カラー。
香りの複雑性と、濃密さに「シャブリ」らしさを感じない。
まるで以前テイスティングした「シャサーニュ・モンラッシェ1級」とニュアンスが同じ。
切れ味抜群の辛口ドライではなく、濃密のようなコクをゆっくり味わうタイプ。
色合い、香り、味わい、三位一体となって「これが高級ワイン」だというのは、素人目にもわかるレベルですが、これが「好きか嫌いか」はまた別の話。
教科書的なシャブリの味わいの特徴は、
レモン、ライム、石灰質のミネラル。酸味が強く、ボディが細めのイメージ。
すなわち、スターターワインで、魚介類やあっさりした食べ物とのマッチングを期待して抜栓しますよね。
しかし、1級畑が所以なのか、この生産者がそうなのかは、研究不足のためわかりませんが、このワインは、1日の締めにゆっくりと味わいながら飲むタイプ。
今回はテイスティング時に、そのさっぱりな魚介類と合わせようとしたため、見事にバッドペアリング成立しちゃいました。
まぁ、ゆっくり味わうタイプなので、食事の時はそっとティッシュを被せ、食後に再度テイスティングしましたが。9度スタートで飲み始め、液体温度18度まで味わいの変化を楽しめたところを紐解くと、良いワインであることは間違いありません。
で、結局のところ、旨いの? 不味いの? 好きなの? 嫌いなの?
って自問自答しているところですが、結論としては
「庶民が理解できる範疇を超えているワイン。」です。
感動度数でいうと、最近味わったシャブリ「オリビエ」のインパクトが強すぎて「費用対効果で悔しさが芽生える」のも理由の一つですが、複雑性が強すぎて、表現が出てこないのも難易度の高さを表しております。
6歳児の秘書に、香りを嗅いでもらいましたが、「松ぼっくり、どんくり、かすかにレモン」とのこと。若い感性だからこそ鋭敏に感じるその嗅覚は、中年男性からすると感服の一言。
まぁ、良い勉強になりました。
庶民のワインポイント
価格:1点
生産地:5点
買いやすさ:3点
売り文句:3点
テイスティングコメントは当研究所と全く同じ感想。
口当たりはまろやかでミネラル分を感じさせる、スッキリとした味わいのワインが生み出されます。
https://www.enoteca.co.jp/item/detail/023690060
でも、説明文で、「シャブリらしいピュア」を連呼しているのですが、その、「シャブリらしい」ってなんなんだろう。
エノテカの全く違う味わいだったシャブリの説明文にも、こんなフレーズ見かけたよな(汗)。
で、確認したら、どのシャブリにも似たようなフレーズ使ってて大草原。wwwwwwwwwwwwwって感じ。
あと、当研究所の認識ではシャブリってステンタンク熟成でしたが、エノテカさんによると、一級以上のシャブリは基本樽熟なんだって。
なんか、ますます、シャブリってなんなんなのかわからなくなってきましたわ。
オールステンレス熟成」によるシャブリらしいピュアな味わい。1級クラスのシャブリには木樽を用いて樽の風味を付ける生産者が多い中、ダニエル・ダンプは石灰質のキンメリジャン土壌によるキレのあるミネラル、そして生き生きとした酸味を特徴とする「シャブリのピュアなテロワール」を味わって欲しいという想いから、樽を一切使用せず仕立てます。
co.jp/item/detail/023690060
アロマ:3点
複雑性:5点
余韻:3点
たいがくんポイント:3点
一級畑といったワードに凄まじい幻想を抱いていた為、肩透かし感は否めない
総合評価:3.25点
現在のシャブリ特集暫定一位は、