グアルド・デル・レのヴァレンティーナ ヴェルメンティーノ2019
Gualdo del Re Valentina
参考小売価格:2970円税込み
産地:イタリア・トスカーナ州
品種: ヴェルメンティーノ
購入元:TETSUYA WINE セレクションズ
インポーター:株式会社アルトリヴェッロ
てつみさんワインセットシリーズもはや3本目。
1本目のジンファンデルから始まり、衝撃の南仏赤ワインとSランク続きの驚異的ラインナップに度肝を抜かれてるのではないでしょうか?
しかし、意図的ではないにしろそれには理由があります。CD世代ならわかると思うのですが、A面曲、B面曲ってあるんですよね。ワインに当てはめても「キャッチャーなメジャーコード進行」的な味もあれば「箸休め的なマイナー旋律」を奏でるワインがあるということ。
もっと噛み砕いていうと、「ヴェルメンティーノ」って玄人好みかつ、理解度の難しい品種なんですよ。
最初からこのワインの感想を上げてしまうと嫌な雰囲気で始まりかねないと感じていたからです。
表面だけ切り取ると、広い守備範囲で飲みやすいワインってなるんですけど、本質を理解するには経験値が必要な小難しさがあります。
ゆっくり時間をかけて飲めば味わい深くもなってくるんですが、第一印象のままガバ飲みしてしまうと誤解されかねないので、紹介者がそばにいて説明が必要なタイプのワイン。
すなわち、「庶民のワイン」ってスタンスで表面上をジャッジすると、税込み3千円クラスとしてはストーリー性や希少価値でもう少し説得力がほしい所。↓を改めて読み直すと浄化できるので、そういった意味でも味わいだけじゃちょっと弱いかなって。
僕が日本人の好みに合うと考える潮み(塩味)を感じる「ヴェルメンティーノ」の白ワインです。かといってしょっぱいとか塩辛いということではなく、ヴェルメンティーノの潜在的なミネラル分かと判断しています。グアルド・デル・レのヴァレンティーナ 2019年は滑らかで上質な口当たりと優雅な味わいがあります。家庭料理に合わせやすい優しいテクスチャーが素晴らしいと思います。香りも魅力的で南国のフルーツバスケットのような甘い香りが華やかに立ち上がります。かなり稀ですが上質な白ワインからは 白桃 のアロマを素直に感じます。この香りを感じたら買いですよ。心地よい美味しさに加え、余韻に残る塩味を感じるミネラル感、もうこれしかないでしょう。豚肉と相性が良く、温野菜ともスムースにペアリングできる希少なヴェルメンティーノだと思います。肉料理や魚料理に、サンドイッチにパスタ、そしてチョコレートにまでも合わせて楽しめるフードフレンドリーな味わいです。
https://www.tws-online.jp/blog/tws-5botlles-box4/
ちなみに、「チョコレートに合うは言いすぎでしょ笑」って半信半疑でチョコボール食べながら飲んでみましたが、苦味がでることもなく普通に仕事してくれました。
本日の組み合わせ
ペペロンチーノ、クリームグラタン、味噌ダレサラダ
庶民のワインランク(詳細)
S 品種特性が理解できる、値段も割安
A 好みはあれどイチオシ
B 定価で買ってても満足
C 購入価格的には満足
D もう少し安く購入できていれば納得
E 味わいの満足感に対して割高な値付け
F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない