シーファー・リースリング 2015 ファン・フォルクセン
Schiefer Riesling 2015Van Volxem
参考小売価格:3000円
購入価格:2400円
産地:ドイツ/モーゼル
品種: リースリング
購入元:鬼田酒店
インポーター:ラシーヌ
世界で1、2を争うリースリングの銘醸地「ドイツ・モーゼル」。
しかし、量販店(コンビニやスーパー)などでは滅多に見かけることはなく、仮に置いている場合でもワンコインワイン的な紛い物しかありません。しかし、きちんとしたモーゼルのリースリングを買おうとすると、ワイン専門店に目を向けなければなりませんが、安くても2千円以上と比較的高価なので、そう言った理由からも一般消費者の認知度を下げている気がします。
一昔前はドイツの甘口ワインが日本で流行しており、それに便乗し粗悪ワインが大量に流通してしまったことが、現代にも繋がっているのではと推測しております。
さて今回ワインの輸入元は自然派ワインに定評がある「ラシーヌ」。
そんなラシーヌ輸入ワイン全てに言えるのが、国際品種の定番物でも癖があり、新たな発見があります。
このリースリングも例外にあらず、初めて体験するリースリングの味わい。
うまく説明できませんが、たまに高い美味いワインを飲んでも「普段飲んでいるワインの延長線上で説明がつく味わい」なのですが、このワインは全くの別ジャンル。
酸味が強いのに、しっかりと甘さもある不思議なバランス。ペトロール香が印象的なのに全体の雰囲気に馴染んでいるためネガティヴな感じがしません。
青リンゴやジャスミンの要素も微か存在し、文字に起こすと定番リースリング要素しかないんだけど、何か違う。。。。
この辺りうまく説明できない歯痒さに自分の未熟度を感じます。
庶民のワインポイント
値段(小売):35点
生産地:3点
アロマ :6点
バランス :7点
余韻 :6点
複雑性:7点
買いやすさ:3点
主観:7点
濃密さと上品さに裏付けられた定価価格でも納得の味わい。
総合得点:74点
|
庶民のマリアージュ
新コーナーです。
ウェブや書籍で著者や販売元が提案する、ワインと料理の組み合わせは概ねって手の込んだ料理や、名前が横文字の気取ったメニューばかり。実際に再現できるのは富裕層の料理上手な専業主婦か、ガチで料理が趣味の人ぐらいではないでしょうか。
そんな悩みを解決すべく、当研究所では、毎日投稿したワインで身近なマリアージュを成立させます。実際に試しているわけではないですが、ワインの味わいからしっかりイメージを捉えますので、大きく外すことは絶対にありません。すなわち、「個人の主観です!」なんていいわけはしまませんよ。
では、さっそくこのワインに合う食べ物を提案させていただきます。
- ファミチキ
- ソーメン生姜添え
- 白身魚のフライ
- サラダチキン
- プリッツサラダ味