ブルゴーニュ ピノ ノワール ルー ランベール 2018
Bourgogne Pinot Noir Roux-Lambert 2018
参考小売価格:税抜2900円
購入価格:4本セット税込9900円
産地:フランス・ブルゴーニュ
品種: ピノノワール
購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)
インポーター:ピナクルワイン株式会社
Twitterで話題沸騰中の渾身ブルゴーニュセット3本目。
1本目(ルシアン・ボーヴェルネイ)と2本目(ジュール バレ)で既にその渾身度合いは実証済みですが、【渾身】を謳うからには全4本大当たりの大満足レベルを期待してしまいます。
しかし、心のどこかで思うのが、全部旨かったからと言って絶賛してしまうのも企業案件臭が漂ってしまう事実。当研究所のポリシーとして、忖度なしで心赴くままにワインの感想を述べたい故に、そういった誤解は避けたいのであります。
すなわち、今回のワインはいつもより厳しい目線で挑んでみました。
まずはキャッチフレーズの確認。
「なんと主体はポマール(村名)!コートドドールの個性であるエレガントな赤!」
販売ページより引用
とりわけ過剰な煽りも感じませんし、事実のみに焦点を当てた綺麗なコピー。
次に試飲コメントを確認。
コート・ド・ボーヌの個性であるエレガントな赤いベリー系果実や花のニュアンスを表現する為に、ポマールの畑を主体に、サヴィニー・レ・ボーヌ、ヴォルネイなどエレガントなピノ・ノワールをアッサンブラージュ。柔らかい酒質は食中酒として料理を引き立てる仕上がりとなっている。一部はステンレスタンク熟成、一部は10ヶ月樽熟成後ブレンドする。鮮やかなルビー色でフレッシュなラズベリーやダークチェリーの香りが爽やか。
販売ページより引用
飲みながら読んでみましたが、悔しいながらに非の打ち所がないコメント。
ポイントは「フレッシュ」と「爽やか」ってキーワード。
【渾身】なんて言葉から連想すると、深く複雑で官能的な味わいを期待したくなりますが、あくまで2018ビンテージのACブルゴーニュ。フレッシュな味わいで旨いって感じてこそ納得できる【渾身セット】なのであります。
あえて悪いところを振り絞ると、生産者の個性を感じにくい味わい。
口当たり優しく、適度にタンニンも効いているのでバランス的にはパーフェクトなピノノワールなのですが、綺麗にまとまっているが故に突起したポイントが少ないのも否めません。
あと冒頭で触れた【エレガント】って部類には感じないかな(渾身セット一本目に紹介してたら普通にベタ褒めしてるレベルではあります)。
庶民のワインポイント
値段(小売):36点
生産地:4点
アロマ :6点
バランス :9点
余韻 :5点
複雑性:5点
買いやすさ:3点
主観:7点
透明感があって綺麗なワイン。
総合得点;75点
庶民のマリアージュ
販売元の説明によれば「トリッパのトマト煮込み」「ビーフストロガノフ」「ハモンセラーノ」とありましたが、完全に貴族料理。食べたことないどころかイメージもできないので一般庶民向けに提案すると、
- ホルモン煮込み(しょうゆベース)
- 筑前煮
- マルゲリータ
- ハラミのタタキ
- 金目鯛の煮付け
ってところでしょうか。
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白ワイン好きならシャルドネバージョンのセットもあるよ↓
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泡好きならこれが一押し↓
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