モンテス・リミテッド・セレクション・ピノ・ノワール/ MONTES LIMITED SELECTION PINOT NOIR
参考価格:2000円
購入価格:6本で11300円(世界のピノ・ノワール飲み比べ6本セット)
産地:チリ
品種:ピノ・ノワール
購入元:エノテカオンライン
インポーター:エノテカ株式会社
庶民の味方、スクリューキャップワイン。クルクルと気軽にあけて面を食らってしまします。
高級ワインのオーラが
どっかーーーん。
血、ジビエ、枯葉、腐葉土、なめ仕草、フレンチオーク、、、、、
あまり教科書的な表現はしたくないですが、3年熟成ではあり得ない「複雑性と力強さ」を感じるピノ・ノワールです。
庶民価格のワインばかり飲んでいると、今回のような安い完成度が高いワインは、どうも勘ぐり深くなってしまいます。
前回のシレーニでも触れましたが、実はワイン界の暗黙事項で、
「銘醸地ワインの化学調味料」がすでに開発、完成されているのではないかと。
薄味の、繊細な味わいで勝負しているワインは、テロワール(地味)的に唯一無二なんでしょうが、
「濃くてわかりやすいワイン」には、コーラの原液みたいな「秘密の調味料」的な妄想を抱いてしまいます。
でもね、庶民(私)はこんな、「濃くて、わかりやすいワイン」が大好きなんですよ。
舌が麻痺するような中毒性があり、適度にアルコール感があって、癖の強い玄人好みの臭さを兼ね備えている。
もう、濃くてわかりやすいピノ・ノワールが好きな人は「このワインだけ飲んどけばいいよ」ぐらい言い切れます。
しかし、好みがすごく分かれるタイプなので、野生的な(違う意味で人工的な)味わいが苦手な人は飲むべきではないです。
違うお酒で例えると、アイラ島のシングルモルト、インドの青鬼(クラフトビール)が好きなタイプの人は、ダースで買っても10日もたないですよ。