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ニュージーランド

異色?ちょっと変わったNZSBの味わい

マン・オー・ウォー エステート・レンジ ソーヴィニヨン・ブラン 2021

 Man O’ War Estate Range Sauvignon Blanc 2021

参考小売価格:2420円

産地:ニュージーランド・ワイヘキ島

品種: ソーヴィニヨン・ブラン

購入元:バロレムジーク

インポーター:株式会社リブコマース

ワイン会で余っていたワインを主催者様のご厚意によりゲット。

選び放題の中、残っている量でもって帰ってきましたが、前回紹介したワインと同様にソーヴィニヨン・ブランで苦笑い。

お持ち帰り争奪戦のなか、最初は敗北感に苛まれましたが、自分では絶対買わない品種ですし、飲み比べる機会なんてそうそうないとプラスに考えるとむしろ勝ち組。

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを2本同時に飲み比べてみました。

前回アップした、「スライディング ヒル ソーヴィニヨン ブラン 2021 アンツフィールド」を始めに口づけしましたが、典型的過ぎて苦笑い。

このワインもそんなテンションのまま期待せずに飲んでみましたが、少し変わったタイプで驚きました。

芯がある苦味、ハーブ、ミントにスモーキーでハムやジビエっぽさもあり。

ソーヴィニヨン・ブランとしては果実要素低めで複雑な要素が入り乱れます。

予想価格としては3千円越えていたので定価からすると割安に感じますが、好みかどうか問われると苦手なタイプ。

しかし、美味しさより物珍しさを求める研究所理念としては大当たりな1本でした。

Our aim is to be thought-provoking; we want to make bold wines that reflect the soils and the varietal but we do not necessarily want to make wines that the market wants and feels happy with.”( 我々の目指すところは、刺激的で示唆に富むワインをつくること。それは、葡萄畑と葡萄の味がしっかり現れたワインをつくることであり、市場が求めるワインを作ることではない。)
リンカーン大学(NZ クライストチャーチ) にて葡萄栽培学とワイン学を専攻。卒業後3 年間、フランスのブルゴーニュ、ドイツ、米国カリフォルニア、オーストラリアのワイナリーに勤務。2001 年、NZ ワイパラのペガサス・ベイ・ワイナリーにて約4 年間過ごし、2008 年まで独自のワインづくりのためにワイパラ・スプリングスで勤務。
現在はMan O’ War Vineyards の醸造家兼CEO。

https://craftwine.base.shop/items/52218987

本日の組み合わせ

ニュージーランドソーヴィニヨン・ブランを比較テイステティング。

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Bランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。