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フランス/ブルゴーニュ地方

謳い文句は「村名に匹敵」、実際は「村名を超えてる」。

ドメーヌ・ルシアン・ミュザール ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 

Domaine Lucien Muzard Bourgogne Pinot Noir

参考価格:3132円

購入価格:2218円(タイムセール&まとめ買い割)

産地:フランス/ブルゴーニュ

品種:ピノ・ノワール

購入元:フィラディス

インポーター:株式会社フィラディス

村名を超えているは少し言い過ぎましたが、正確には、

「どこの村かにもよりますわね。」

ヴォーヌロマネ村!なんかにかなうわけないし、マコン村だと範囲広すぎるし、、、

マルサネ、フィサン、ジュヴレ=シャンベルタン、、、、

まぁ、そんなウンチクは置いておいて、このワイン、好きです。

普段飲む時は、グラス4つ並べて飲み比べするのですが、このボトルだけ異様に消費スピードが早く、他ボトルが進まない、進まない、、、、。

もちろん、ピノ・ノワール愛飲家としての贔屓目フィルターがかかっていますが、逆に、ピノ・ノワールを飲み慣れている味覚で味わっても、合格点だということ。

フィラディスさんのピノ・ノワールは以前紹介した『フィリップ・ジャノ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 」がありますが、このワインはキャラが全く違います。

「フィリップ・ジャノ」はフレッシュな果汁味を前面に出しているワインでしたが、今回のルシアン・ミュザールはズバリ血の味。

しかし、血は血でも、雨の日の鉄棒が錆びたような年寄りの血ではなく、「牛肉のたたき」から滴り落ちた旨味成分たっぷりの血。

そんな野生感を持ち味としながら、果汁感やフレッシュさも兼ね備えており、飲み手を選ばない万能型タイプ。

正直なところ、感動するほどの味わいかと問われると否ですが、2千円台前半と考えると、ランチ2食分我慢して買いたいクオリティであります。

個人的にエチケット(ラベル)がチープ感を漂わせており、嫌な感じがしておりましたが、飲み終えた今、そのエチケットは輝いて見えます。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。