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イエノミライフの味方
フランス/ロワール地方

カベルネ・フランの印象を覆す味わい

ハイウェイエイト 2018 / トビーベインブリッジ

Highway 8 2018 / Toby Bainbridge

参考小売価格:2600円ぐらい

産地:フランス・ロワール

品種: カベルネ・フラン

購入元:三本酒店

インポーター:野村ユニソン

ロワール地方の地図を眺めていたら、やたらと飲みたくなってきたのがカベルネ・フラン。

渋みが強く、ピーマン香のような青野菜の要素に、濃厚でパサパサしている。

久しく飲んでいなかったのですが、印象としては上記のような小難しいイメージ。

ワインだけ飲むよりは、ステーキなどの肉系料理との組み合わせで大化けする記憶があったので、ステーキと合わすべくセラーで眠らせて生かした。

しかし、ステーキや肉料理を食べる機会が一向になく、食べようと思うにもお値段がネック(肉買うならワイン買おう精神)で登板機会に恵まれずにいました。

そんな折、デミグラハンバーグが冷蔵庫の中(家族の残り物)にあったので、緊急登板。

外観は濃いですが、飲んでみるとスッキリとしたフルーティージュースタイプ。

香りの奥に芯があるような青野菜系ニュアンスがあるものの、期待していた重渋系とは対極の味わいに肩透かし感がズシリ。

インポーターの説明文には的確に味わいが表現されていたのでグゥの音も出ませんが、自分勝手な先入観で受け入れ体制を整えるのは良くないですね。

ハンバーグとのマリアージュは成立しなかったものの、ワイン自体はとても綺麗な味わいで、高クオリティですよ。

トビーの妻のジュリーの祖父母の故郷である、アメリカ オクラホマ州のヒッチコックという町を通る道にちなんで名付けられたキュヴェ。土壌が砂礫質の畑に植えられたカベルネ フランからこのワインは造られますが、この土壌はカベルネ フランにとっては負荷が多いタイプの土壌で、収量が低くなるという特徴があります。そのカベルネ フランを用いて、アンジュ地区のワインでしばしば感じられる黒いタンニン分を抽出せずにシンプルで飲みやすいワインをコンセプトに造られます。そのため、ワイン造りにかける期間を比較的短くし、過剰な渋みや重さを出さないようにバランスを取ります。味わいは、コンセプト通りのフルーツのピュアな風味に溢れた生き生きとしたもので、ソフトな口当たりや優しい旨味からは、このワインが丁寧に仕込まれている事を感じさせてくれます。赤ワインですが、のどの渇きを癒してくれるゴクゴクと飲める味わいに仕上がっていて、まさに「大人のブドウジュース」と言った趣です。

http://unison-wine.com/vignerons/toby-bainbridge/

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Cランク

このワインを最大限に楽しむシチュエーション。

  • 夕方から飲む1杯目の赤ワインポジション
  • 重赤はキツイけど、白じゃ軽いって気分のとき

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。