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フランス/アルザス地方

シャンパンを凌駕するクレマンここにあり。

クレマン ダルザス エクストラ ブリュット/ジョセフ グリュス エ フィス

Cremant d’Alsace Extra Brut Joseph GRUSS et Fils

参考小売価格:2700円

産地:フランス/アルザス

品種: ピノ・ブラン、オーセロワ、リースリング

購入元:かめや

インポーター:ラックコーポレーション

満足度の高いスパークリングワインを比喩するときに「まるでシャンパーニュ」なんて言われることがありますが、同じ価格帯で比較すればクレマン(簡単に言うとシャンパーニュと同じ製法で造られるシャンパーニュ地方以外のフランス産スパークリング)の方が優れていると感じております。

今回のアルザス地方産スパークリングも、同じ価格帯のシャンパーニュと比較すれば圧倒的にアルザスの勝利と自信を持って宣言できるクオリティ。

純粋に味わいの満足感だけで値段を考えると、売価5〜8千円と言われても納得できるだけの美味しさがここにありました。

豊富で力強いきめ細かな泡。イヤホンをして口の中に含むとバチバチと泡が弾ける音がしっかり聞こえます。

ふくよかで心地よい風味のグラデーションを感じ取れる香り。

極辛口のドライ仕上げなのに、果実の甘味が洗礼されていてうっとり。

まるでピアニシモで終わる交響曲のように、私の心に官能的な余韻を残す綺麗なワイン。

ブラインドワイン会で参加者を驚かせることができる秘密兵器的ワインですよ。

※トリビア※ 使用されている品種「オーセロワ」は白ブドウのオーセロワで、黒葡萄のオーセロワ(マルベック )とは全くの別物。アルザス・ピノ・ブランやアルザス・クレヴネルとも呼ばれいるアルザス地方の補助品種として活躍しているブドウみたいですね。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

値段(小売):37点

生産地:4点

アロマ :8点

バランス :10点

余韻 :8点

複雑性:9点

買いやすさ:4点

主観:10点

総合得点:90点

庶民のマリアージュ

食前やすっきりしたい時の締めワインとして楽しんでもらいたい。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。