ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・アントナン ギヨン 2018
Bourgogne Pinot Noir Antonin GUYON 2018
参考小売価格:3740円
産地:ブルゴーニュ
品種: ピノ・ノワール
購入元:かめや
インポーター:ラックコーポレーション
半年前ぐらいにラックコーポレーションさんの特売案内がきて購入していたブルゴーニュ。
買値3000円ぐらいなので、週末の贅沢ワインとして考えればそこまで気負わなくても良いのでしょうが、「ブルゴーニュ」って響きが高貴で近寄りがたい(気軽に抜栓できない)マインドが働きます。
今回は晩酌メニューで三國シェフのレシピを参考にしていて、マリアージュワインがブルゴーニュだったので平日にも関わらず緊急登板させてみました。
食材は500円ほどなので、「庶民」って枠組みから外れていないと思うのですが、三國シェフブランドで一気に高級感がでてきます。
オンラインサロンメンバーからの推薦で知ったチャンネルなのですが、意外というか、庶民に寄り添ったレシピだったりします。
この日のメニューはきのことホタテのマリネ。
この料理とブルゴーニュワインを掛け合わすなんて、自分では想像できなかったので半信半疑で試してみました。
では、ワインを飲む前に生産者情報をチェック。
輸入元のラックコーポレーションから情報を掴むと、評論家受けを狙った大柄なタイプではなく、料理と寄り添う、伝統的なスタイルを貫いているとのこと。
しかし、年間トップ100ワイナリーに選ばれた実力を誇る大ドメーヌとも記載されているので、実力と人気が備わっているってことですかね。
本拠地はサヴィニー レ ボーヌなので、ブルゴーニュの地区的にはコート・ド・ボーヌに位置しています。グラン・クリュはピノ・ノワールよりシャルドネが多い地区ですが、赤ワインも高価で人気があります。
ラックコーポレーションのワインは生産者ページで在庫状況が把握できるのですが、このアントナン ギヨンのグラン・クリュはほぼ在庫がなく、一級畑や村名クラスでもビンテージによって欠品している状況でした。
それらの情報を踏まえた上で気持ち高めて飲んでみます。
まず香りはグッド。というか、香りだけで楽しめるのは、3千円超えてくるワインの特徴でもあります。安ワインは香り嗅がずにそのままクイィっとやっちゃいますからね。でも高いワインはしっかり飲む前に手が止まります。値段がどうとかじゃなく、本当に香りだけで楽しめます。
唐辛子の辛さをピノ・ノワールの甘みでマスキング。メニューは辛すぎるからこそバカ食いせずに、きのこ一切れごとにじっくり味わえる。
甘いタイプだけど、それはナチュラルな甘さ。
果実の糖度が自然に感じれるし、想像を働かせることでフランス旅行さえできる。
そしてどこか妖美な雰囲気がジュース系ピノ・ノワールとの違いを主張してきます。
3千円払って、美味しいもの飲んで、フランス旅行の疑似体験ができるってやすくないですか。脳内お花畑を2時間3千円で体験できるならむしろマッサージよりコスパグッド。
皆の衆。ワインを勉強してワインを嗜むとむしろ安上がりでオキシトシンを分泌できますよ。
本日の組み合わせ
庶民のワインランク(詳細)
今回のワインは:Cランク
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