ベリンジャー ファウンダース・エステート・ピノ・ノワール 2020
Beringer Founders’ Estate Pinot Noir 2020
参考小売価格:2209円
産地:カリフォルニア
品種: ピノ・ノワール
購入元:アマゾン
インポーター:サッポロビール株式会社
名門ベリンジャーのハウススタイルとされているレーベル。日本価格でも実勢2千円切っているのでかろうじて庶民のデイリーワインとしてカテゴライズできます。
一番下のエントリーラインと比べると、少し背伸びをすれば届く範囲。そうなると興味本位で飲み比べしたくなります。
今回のピノ・ノワールは「少し冷やして」ってキャッチコピーが特徴的。個人的には冷やして飲む赤ワインは「甘くて平べったい」味をごまかすための常套句だと思っているのでネガティブに作用します。
そこで、あえて冷やさずに赤ワイン温度(15度)で飲み始めてみました。
結論を述べると全然アリです。むしろ大勝利レベル。冷やさなくてもカリピノ(カリフォルニアのピノ・ノワール)の特徴がしっかり出てます。むしろ「少し冷やして」の「少し」って表現がポイント。13度前後で味が引き締まります。
ただし、飲み手は選びます。あくまでジュース系ピノ・ノワールに毛が生えたレベルなので、ブルゴーニュ好きだったり、甘いコントロール系の味が苦手な人は完全にNGでしょう。
ピノ・ノワールの飲み比べワイン会なんかで出すと圧倒的な不人気でボトルの量が減らなさそうですが、同価格帯のカリフォルニアワインを品種別で飲むワイン会なら一番先に無くなりそうです。
本日の組み合わせ
揚げている最中に型くずれを起こして失敗した至高のコロッケに甘みたっぷりのカリピノをあわせる。#庶民の晩酌 pic.twitter.com/XMeiD68nvw
— 庶民のワイン研究所🍷箱ワイン伝道師🍷ワインの授業(Podcast) (@taigakunwine) January 25, 2023