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イタリア/南部

シチリアワインの特徴が500円で味わえる

ババル ビアンコ テッレ シチリアーネ 

BABALU BIANCO TERRE SICILIANE IGP

参考小売価格:1078円

産地:シチリア州

品種: カタラット、インツォリア

購入元:リカマンショップ(楽天)

インポーター:株式会社都光

1本570円の格安セットの中から、チキングラタンとの相性を考えてセレクト。

シチリアの温暖濃厚系白ワインと、濃厚なグラタンとの掛け合わせで相乗効果のマリアージュを狙っていきます。

温度は8度スタート。一口目から「あっ、シチリアだわ」と思わせる濃い味わい。

しかし、ハチミツっぽい甘ったるさがバランスを崩しており、冷蔵庫温度で挑みなおそうと考えます。

ただ、1杯目を意外とすぐに飲み終えたため、冷える前に二杯目に突入。するとどうでしょう、味覚が慣れてきたのか、お値段以上の美味しさに感じだしてきます。

飲んだことのないセパージュ(ブレンド比率)のワインにありがちなのが、身構えている味とのギャップがあると舌がびっくりして美味しく感じないことがあります。しかし、何杯か飲んでいるうちに慣れてくると大抵美味しく感じだします。

例えると、初めてレバー、うに、フォアグラ、肝類を食べた時のような感覚といえます。

その後、グラタンとの相乗効果で美味しさは倍数的に跳ね上がりました。

焦げたチーズとの相性もよし。バターで炒めたチキンとの相性もよし。濃厚なクリームソースとの相性もよし。これは完璧のマリアージュ。

一般的にシチリア州のワインは良好なコストパフォーマンスを持っており、高品質なワインを比較的手頃な価格で楽しむことができます。コスト意識のあるワイン愛好家には根強い人気がある反面、薄口が好きな人は苦手な傾向があります。

そういった意味で、今回のワインはシチリア州を代表する品種(カタラットとインツォリア)がブレンドされているため、自分の好みを知るバロメーターとして使えるワインですよ。

というか、南イタリアやスペインワインが好きな人にはストライク。ブルゴーニュやドイツ系が好きな人にはちょっとって感じです。

本日の組み合わせ

庶民のワインランク(詳細

今回のワインは:Bランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。