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イタリア/南部

カベルネ・ソーヴィニヨンでアランチョ。

フェウド アランチョ カベルネ・ソーヴィニヨン 2017

Feudo Arancio Cabernet Sauvignon 2017

参考価格:1000円以下

購入価格:961円

産地:イタリア/シチリア州

品種: カベルネ・ソーヴィニヨン

購入元:フェリシティー(楽天)

インポーター:モトックス

庶民のワインポイント:3.62点

価格帯で大きく味わいの開きが出やすいが故に、つい敬遠しがちな赤ワインの代表品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」。

バランスが破錠したワインか、分かり安い旨味のあるワインだけど薬品っぽいか。

千円以下のカベルネ・ソーヴィニヨンに抱くそんな悪い印象を、高評価が続くフェウド・アランチョシリーズは変えることができるのか。。。

抜栓直後の香りは完全に「チリカベ(チリのカベルネ・ソーヴィニヨン)」。それが良い意味か悪い意味かはいったん置いておいて、はっきりと「カベルネ・ソーヴィニヨン」だと判断できます。

黒系果実主体で微かにバニラとミント。薬品的なネガティブ要素は無く、至ってナチュラルなアロマ。

しかし、口に含むと思わず笑っちゃいます。

「あっ軽。」

完全に身構えてた印象と違う、、、、。

ブラックグラスで鼻を摘んで飲むと、白ワインと間違えるぐらいライトで酸味主体のバランス。

香りの印象で抱いていた「チリカベ」とは全くの別物。温暖なシチリア州で造られたとは思えない冷涼感を感じます。

完全な妄想ですが、「ドイツのカベルネ・ソーヴィニヨン」ってこんなワインのような気がします。

思わず、ゴクっっと飲んでしまう庶民的な味わいは、当研究所にあらたなカベルネ・ソーヴィニヨンの印象をもたらせてくれました。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:5点

生産地:3点

買いやすさ:5点

売り文句:4点

ジューシーとは感じないかな。

プラムやカシスのような果実のアロマにカベルネ・ソーヴィニヨン特有のハーブとスパイスのニュアンスが漂う。滑らかでふくよかなタイプ。ジューシーな果実味が魅力です。

https://www.mottox.co.jp/search/detail.php?id=641253

アロマ:3点

複雑性:3点

余韻:2点

たいがくんポイント:4点

飲んでいて楽しいワインであることは確か。

総合評価:3.62点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。