先行優位性といいますか、幼稚園児娘には早くからワインの楽しさを伝えております。そんな娘がいち早く覚えたワインの基礎知識ですが、
私「ワインって何か?」
娘「ぶどうが腐ったやつでしょ。」
端的に表現すると、とてもしっくりくる言葉です。しかし、ワイン愛好家がこのように語るのもナンセンスなので、今回は、少し掘り下げてご紹介します。
3分で学習できるワインとは?
ぶどうを原料にして造られるお酒です。
ぶどうの果汁に含まれている糖分が酵母によって発酵し、アルコールと炭酸ガスが出現します。日本酒は酵母を人工的に添加させますが、ワインの酵母は自然発生するものが多いので(風味を変えるために添加する酵母を選択する場合も多くある)、アルコール飲料の中でもっとも原始的な飲み物と言えます。
私が注目するべきて点は、ビールや他の醸造酒と違い、水を原料として必要としない事です。
なぜ重要なのか??
近年、ペットボトルのミネラルウォーターの売り上げが、右肩上がりの現状が、現代人に水に対しての意識が高いことを裏付けしています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40044520V10C19A1XQH000/
放射能汚染などの汚染水は論外ですが、綺麗とわかっていてもお風呂場の水や、トイレの水を飲む人は、とても少ないでしょう。
飲み水で、
水道水 VS 浄化水 VS 濾過水 VS 天然水
論争もさることながら、市販されているミネラルウォーターで、「2L/20円の水と、2L/90円の水、どちらを買いますか」の質問に、20円の怪しい水を選択する人はいないのではないでしょうか?
市販水のクォリティーは気にするのに、
激安酎ハイやビールなどの「仕込み水」を気にしないのはナンセンスです。
焼酎やウイスキーに使用するロック用氷の質を気にしても、各銘柄の仕込み水を気にしないのはバカとしか言いようがないです。
製造コストや流通コストを算出すれば、どんな水を使っているか想像に難しくないです。
だって、お金が有り余っている富裕層以外は、
ご飯炊く水やカレーを作る水は水道水使ってるでしょ。笑 それが答えですよ。
その点、ブドウだけで造られているワインはそんなこと気にしなくていいってことです。(酸化防止剤や農薬ブドウ論争は一旦置いておいてね。)
つまり、ワインとは、
「人類で最も原始的でナチュラルなアルコール飲料」です。