ヴィルボワ・フルニエ トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン
Villebois Fournier Baron de Mamour Touraine Sauvignon
参考小売価格:2420円
産地:フランス・ロワール地方
品種: ソーヴィニヨン・ブラン
購入元:フィラディス(楽天)
インポーター:株式会社フィラディス
楽天スーパーセールで購入したフィラディスさんのがっかり福袋に入っていた定番のソーヴィニヨン・ブラン。
6年前に初めてこのワインを飲んだ時は、「初めて飲んだロワール」ということで気持ちが浮ついて美味しく頂けていた思い出がありますが、冷静になると金賞ボルドー2本分の価格なのであります。
今となっては千円ボルドーでも十二分に美味しく感じる感性に育っているので、久々に飲んでどう感じるか楽しみにしておりました。
ペアリングをしっかり考え、万全の準備を整えて飲んでみます。
温度は8度スタート。香りは青りんごが主役のフルーツ爆弾系。
ボルドーのソーヴィニヨン・ブランとは全く違うタイプと悟り、比較対象から除外する。
比べるならニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン。シレーニやマトゥア(タイムセール中)あたりは実勢価格2千円以下で買えるので、それらよりは満足させて欲しい所でしたが、飲んでみて納得の2千円超えワイン。
ニュージーランドの定番たちと比べて「わかりにくい美味しさ」があります。種の苦みと果実由来のフルーティーな甘みがハーフハーフで、酸味が刺さってきません。バランスが整いすぎているんですね。
飲んだ瞬間「あっ、美味い」って思えるインパクトが無い反面、ジワーッと旨味が出てきます。
余韻付近で舌先にピリッと感じるスパイス的な辛味が食中ワインとして活躍してくれますし、ニュージーランドSBのようなガツガツした主張がないので、まったり飲むことが出来ます。
個人的にどっちが好きかと問われるとニュージーランドタイプと答えますが、食事と合わせる前提で2択を迫られるならこちらのワインを選択します。
要するに場面ですね。久々にロワール地方のソーヴィニヨン・ブラン飲みましたが、本物は3千円超えてくる「プイィ・フュメ」や「サンセール」あたりからだなと。
ヴィルボワ・フルニエ トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン