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スペイン

税抜700円台で洗礼された味わい。やっぱりスペインだよなぁ。

タレント エゴ ボデガス 2016

TALENTO BY EGO 2016

参考価格:税込806円

購入価格:950円

産地:スペイン/フミーリャ

品種: モナストレル/シラー

購入元:リカオー 店頭

インポーター:株式会社ルミノ・ヴィーノ

庶民のワインポイント:4点

リカオー さんの店頭で、3ヶ月ぐらい目立つ棚で激推しされていた格安ワイン。

エチケットのデザインは高級感があるので、千円以下でありながら期待値を高く見積もっていたのですが、その見解は正しかったようです。

品種は、モナストレルとシラーのブレンド。はっきり言ってそんな特徴は全くわかりませんでしたが、印象としては「上級ジンファンデル」

パワフルかつジャーミーな、コンポートされた黒系果実主体で、バニラ香も兼ね備えております。

バランス的には酸味が弱いのですが、タンニンがしっかりと甘さを緩和させているので、低価格レンジにありがちな味付けワインとは一線を画しておりました。

そして、このワインの褒めるべきポイントは、アルコール度14%表示にもかかわらず、体感ではすぐに酔えるということ。しかも、アルコール臭を感じさせないので濃厚なのにガバ飲みしてしまします。

裏ラベルのテイスティングコメントが、リカオー さんが自信をもって輸入した裏付けさえ感じさせます。さすがにお米に合わせるには勇気がいりますけどね。(汗)

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:5点

生産地:3点

買いやすさ:3点

売り文句:5点

リカオー さんらしからぬ長文。その力の入れようは、飲んだら理解できますよ。

エゴ・ボデーガスは、フミーリャ地方の歴史ある街の中心地から数キロ離れた恵まれた立地にあり、25ヘクタールのブドウ畑を有し、樹齢50年にもなるピエ・フランコ(接木をしていないブドウの木)のテンプラニーリョやシラー、そして土着品種のモナストレルの栽培を行なっています。フミーリャ特有の気候と相まって、強い甘みとすぐれた酸味のバランスがとれた厚い皮の小さなブドウを作り、その果実がフミーリャの濃厚な辛口ワイン産地を生み出しています。
ワイナリーが伝えたい3つのキーワード
Ego (尊厳): ワイナリー理念
Talento (能力): ワイナリーの実績と評価
Infinito (可能性): 目標への飽くなき挑戦
これら3つのキーワードは、まだ設立して間もないワイナリーが成功と失敗を繰り返しながら、試行錯誤を重ねた結果生み出された彼らのワインを象徴するものです。彼らは、ワインを常に最良の状態でお客様に楽しんでいただきたいという目標を掲げ、その年のブドウの出来具合などにより、その都度、製造過程などを見直しながら品質の高いワイン作りに取り組むよう心がけています。2ヶ月アメリカンオークで熟成。モナストレルとシラー主体で成熟した果実味と樽香、素晴らしいバランスに誘惑されます。

https://item.rakuten.co.jp/ricaoh/202206/

アロマ:4点

複雑性:3点

余韻:4点

たいがくんポイント:5点

はっきり言って欠点なし。パワフルとか濃いとかのワードを多様しておりますが、骨格が柔らかいので、朝から飲めますよ。

総合評価:4点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。