基本的に映画は、「Amazonプライム・ビデオ」か「レンタル」で済ます派ですが、プライムで視聴後、感動のあまり「ポチィ」しちゃいました。
新品ブルーレイが1000円だったので、超お買い得。これからは月に1度は観たい作品です。
さて、そんなワイン映画では知らない人の少ない「サイドウェイ」ですが、その映画の人気の秘密は大きく分けて2つあります。
1 主人公が「等身大の中年男性」
ただの冴えない一般の中年男性ですが、彼には主人公たる所以の魅力的ポイントがあります。
「重度ピノ・ノワール偏愛者」「ワインマニア」
- メルロと聞いただけで駄々こねる。
- カリフォルニアのシャルドネを人工的な紛い物と評する。
- ワイナリー巡りへの真摯な向き合い
「誠実で真面目」「頑固」「融通がきかない」
- 別れた妻への異常なほどの執着心。
- 相方の不貞を見過ごせない
「小説家を目指している」
- 大衆受けしない難解な小説
- 出版社からの電話にビクビク。
「情けないところのオンパレード」
- 自分あるあるネタが随所に散りばめられており、腹筋崩壊です。
2 「等身大のロードムービー」
一般庶民が、中年になると体験しにくい親友と二人旅。
非現実なシンデレラ物語をみても「茶番劇」としか思えないですが、この映画は違います。
仮に自分が二人旅をしても、彼らと似たような展開と結末になるであろう出来事が次々と起こります。
「凸凹コンビ」「ノリと突っ込み」「真面目くんとワル」
ど定番の対局な性格の二人が、
喧嘩し、気を使い、味方し、励まし合い、助け合い、笑い合い、悲しみ、、、、、
もうね、、、、、むっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ
リズム感があります。
タラタラした展開の映画にイライラする昨今が、映画を観るという行動から長く遠ざかっておりましたが、全126分テンポよく話が進んでいき、一瞬で終わります。
しかし、観ながら飲んだワインの量は、普段の5時間分になっていることに衝撃を受けるでしょう。
- ピノ・ノワールを飲む特別な日に
- カリフォルニアワインを飲みながらカジュアルに
- 不味いボルドーワインに当たり、メルロやカベルネフランを貶すために
ワイン好き「中年男性」必見の映画です。