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アメリカ

タイムセールにつられて買った高ワイン。しかも、全米で話題

マイケル・デイヴィッド・ワイナリー プティット・プティ 2016

Michael David PETTE PETIT 2016

参考価格:3278円

購入価格:6本で16979円(送料税込)

産地:アメリカ/カリフォルニア/ローダイ西部

品種: プティ・シラー85%、プティ・ヴェルド15%

購入元:ワインクラブセレクション

インポーター:株式会社フィラディス

庶民のワインポイント:3.25点

全米で話題沸騰中のワイナリー『マイケル・デイヴィッド』なんて言われたら気になりますよね?

映画とかでも涙腺が弱い全米民ですが、ワインでこんなフレーズ見かけたのは初めてだったので、真意はどうか試したくなりました。

インポーターのフィラディスさんは、デイリーワインの販売(ワインクラブ30)と、高級路線の販売(ワインクラブセレクション)が完全に差別化されているのですが、今回は高級路線のワイン。6本で16979円なので、1本あたりの単価は2830円と、完全に日常ワインの領域から離脱しております。

と、いうことはですよ。

超絶、昇天級の感動的味わいを期待しちゃうじゃないですか。

とりあえず、セラーの邪魔になる寸胴ボトルを開けることに。

そして、たまたまなのですが、昨日話題にした殿堂入りワインにブレンドされていたプティ・ヴェルドが見事に入っているではないですか。

これは飲み比べ必須ということで、比べましたよ。

結果は大きな声で言いにくくなってしまったので、庶民のワインポイントを各自比較していただければ幸いです。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:3点

生産地:3点

買いやすさ:3点

売り文句:4点

さらっと、本質をついているところに、五十嵐店長の懐の深さが垣間見れます。

プティ・シラーとプティ・ヴェルドという「プティ」の付くブドウ品種2品種を使い、名前に合わない「スケール感と迫力のあるワインを造ろうとした」という1本。その巨大なスケール感を表現するために像をモチーフにしたそうですが、なるほど確かにこのワインは「でっかい」。濃厚で凝縮感のある黒系果実の甘みは、楽しくも怪しく盛り上がるサーカスの雰囲気そのもの。そして、そこで過ごす何とも濃密な、リッチな時間が詰め込まれたような雰囲気です。アメリカのワインにも、ヨーロッパ的な洗練やエレガンスを求める人には決しておススメしない1本。この国ならではのエネルギー感、雑多感に満ち溢れた面白いワインを飲みたい方にだけ、是非。

https://firadis.net/item/576.html

アロマ:3点

複雑性:4点

余韻:4点

たいがくんポイント:2点

決して悪くないですが、飲んだタイミングが悪すぎました。だって、同じような味わいで千円台前半のワイン飲んだばかりですもん。

総合評価:3.25点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。