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フランス/ブルゴーニュ地方

地方名以上、村名未満。その名もコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(地雷)

コート ド ニュイ ヴィラージュ ラ モンターニュ ピエール ティベール 2014

COTE DE NUITS VILLAGES DM PIERRE THIBERT 2014

参考価格:3045円

購入価格:2300円(店頭割引)

産地:フランス/ブルゴーニュ/コート ド ニュイ ヴィラージュ

品種: ピノ・ノワール

購入元:リカオー (店頭)

インポーター:株式会社ルミノ・ヴィーノ

庶民のワインポイント:2.1点

ワイン好きなら一度は飲んでみたい「ヴォーヌロマネ村」のワイン。しかし、そんなお高いワインを買えるのは一部の富裕層に限られます。

かといって、『ACブルゴーニュ!」なんかを闇雲に買ってしまうと、痛い目を見ることが多いです。

今回の「コート ド ニュイ ヴィラージュ」は、ブルゴーニュピノ・ノワールの銘醸地コート ド ニュイ地区の村名アペラシオン以外の村の総称(詳しくはググってね)。

店頭で20%オフの投げ売りされていたので、多少嫌な予感がしましたが、厳格な土地で造られた葡萄なら間違い無いだろうとウキウキして購入。しかも、秋のピノ・ノワール特集ってコーナーに置いてただけに、投げ売りじゃなくて、看板ワインのお試しとして解釈しました。

まず、抜栓直後から嫌な予感。

香りが全然しない、、、。グラスに思いっきり鼻を突っ込んでクンクンしなければわからないレベル。しかも口に含むと、すっぱい梅干しを食べたような感覚に陥る強烈な酸味。

余韻?

もちろん無し。

つまりは、褒めるところなし。

ブルゴーニュは当たり外れが多いとされいるので致し方ないところではありますが、

「安心のリカオー 直輸入ワイン」×「高貴アペラシオン(AOC)」

の公式が崩壊してしまうことに戸惑いを隠しきれません。

念のため、3日かけてテイスティングしましたが、多少酸味が和らいだものの、全体的な印象は変わらず残念な結果に。

ボトルの個体差や、保管時のトラブル感も否めませんが、ブルゴーニュワインは、闇雲に村名で安心するよりは、生産者で買う方が安全かも。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:3点

生産地:4点

買いやすさ:3点

売り文句:1点

リカオー さんには珍しい長文で力説したワイン紹介。詳しくは下の楽天リンクから。

アロマ:1点

複雑性:4点

余韻:1点

たいがくんポイント:0点

褒めるところがないワインは久々。

総合評価:2.1点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。