シャトー マルジョスルージュ 2016
CH MARJOSSE ROUGE 2016
参考小売価格:2750円
産地:ボルドー
品種: メルロー カベルネ・ソーヴィニヨン カベルネ・フラン マルベック
購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)
インポーター:株式会社都光
今年の1月に購入していたちょい熟ボルドーセット最後の1本。
あらためて購入したときの動画見直すと髪型がキモすぎてドン引きです。
このツイートきっかけに気にするようになったのですが、外見っておろそかにしてはいけないですね。
実際に庶民のワイン研究所の視聴者層は9割が男性で、女性視聴者が異常なほど少ないのです。
仮に、外見が田邉ソムリエぐらいかっこよかったらと考えると、チャンネル登録数は今の10倍以上だったとしてもおかしくないでしょう。
そういった意味で情報というのは「何を言うか」ではなく「誰が言ってるのか」という側面が大きく、ヴィジュアル媒体で勝負しなくてはいけないYouTubeにおいて不利な戦いを強いられているのであります。
とはいえ、外観がよく、人生において有利な生き方をしていれば、今のような発想をもって発信はしてなかったでしょう。
そもそも、外観は「気を使っているかどうか」でカバーできる部分もあり、髪の毛ボサボサで田邉ソムリエが自撮りしないことを考えると、「女性視聴者がぁ〜」というのは聞き苦しい言い訳になってしまっています。
さて、ワインの話に戻します。。
注いですぐ飲むと悪い印象を持ってしまいそうなタイプのため、グラスに注いで約30分放置し、ゆっくり香りからチェックしてみます。
シルキーな優しい黒果実系ボルドー。香りの強さは鼻をグラスに入れて感じ取れるぐらいなので期待値よりは控えめ。ただ、その分繊細さを感じますし、濃い味でごまかしてそうなワインとは一線を画す雰囲気が出ています。
香りをじっくり楽しんだ5分後、そっと口をつけます。
口当たり優しいですが、酸っぱくて、辛くて、渋く、アルコールを強く感じます。
舌で転がすとボルドーにありがちなインクっぽさと、スパイスの辛味がグラデーションとなって、「これは食事と合わせるワインですよ」という声が聞こえてきます。
味見を3口程度にとどめ、いざ食事の場面で飲み直してみます。
合わせる料理はチキンステーキデミグラスソース。
ソースの甘味をワインが引き締めてくれ、お肉の油分を洗い流してくれます。
ワインのとっつきにくさは完全に消え、まろやかな印象に変化。
3千円ボルドーだからといって、慢心すると勿体ない飲み方になるので、高いワインこそ、飲む場面には細心の注意を払いたいですね。
本日の組み合わせ
庶民のワインランク(詳細)
今回のワインは:Cランク (24年3月より基準改定)
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