ルナリア・マルヴァジア・ビアンカ・アンセストラル・ブリュット・ナチュレ
Lunaria Malvasia Bianca Orange Ancestral Brut Nature
参考小売価格:2860円
産地:イタリア、アブルッツォ州
品種: マルヴァジア
購入元:燃えるカワサキ(楽天)
インポーター:ヴォガインターナショナル
毎月二十日は「楽天ワインの日」。対象店舗では一万円以上の購入で一千円引きになるクーポンが発行されるため、愛好家にとってはちょっとした月イチのお楽しみです。
とはいえ今回は、月末のAmazonセールと来月上旬の楽天スーパーセールを控えていたため、控えめに1セットのみ購入。その中でも迷わず選んだのが「ナチュールスパークリングセット」でした。
理由はシンプル。私の大好きなイタリアの自然派生産者〈ルナーリア〉のワインが3本も含まれていたから。定価では一本三千円近くするワインが、セット価格では実質二千円前後。これは見逃せません。
◆まずは「マルヴァジア・アンセストラル」から
最初に抜栓したのは、ルナーリアの「マルヴァジア・アンセストラル」。一次発酵が終わる前にワインを瓶に詰め、瓶内で炭酸ガスを発生させる 田舎方式。いわゆるアンセストラル方式のスパークリングワインですが、ガス圧は意外としっかりしています。
香り立ちは、まるでみかんの皮と果肉のあいだにある白い綿のような、ほのかに苦みを含んだ柑橘の印象。味わいもそれに続き、果実の甘やかさとともに、土っぽさや野性味が広がっていきます。
どこか“田舎”を思わせるような、肩の力が抜ける味わい。果皮のエグみやビターさを感じながらも、全体としてはフルーティーで柔らかく、まるで大人向けのオレンジサイダーといった趣です。
◆ナチュールならではの造り
このワインは、デゴルジュマン(澱抜き)なし、清澄・ろ過も一切なし、亜硫酸塩も無添加。だからこそ、ブドウそのものの生命感と土地のニュアンスがダイレクトに伝わってきます。
◆ペアリングは自由に
今日は、このワインに合わせてアジアン系の料理をいくつか用意してみようかと考えています。香草やスパイスを使った料理との相性も抜群。とはいえ、食中酒として万能型ですし、単体でじっくり向き合っても飽きのこない魅力があります。
本日の組み合わせ
庶民のお酒ランク(詳細)
今回のワインは:Bランク (24年3月より基準改定)
|