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・テイスティング日記

日本酒の甘さ、どう感じる?白鶴 特撰の味わいを浅掘り

白鶴 特撰 特別純米酒 山田錦

参考小売価格:1175円

産地:兵庫

タイプ: 純米酒

購入元:Amazon

製造元:白鶴

https://twitter.com/shomin_wine/status/1875812990496469365

Amazonの初売りSALEで購入した純米酒

かつては「純米酒こそが本物」だと信じていました。美味しんぼの影響もあり、醸造アルコールが添加されていないものこそが正統派で、雑味がなく、米本来の旨味をしっかり味わえると思っていたのです。しかし、日本酒は温度やシチュエーションによって驚くほど印象が変わるものだと、改めて実感しました。

例えば、ラベルに「辛口」とあっても、口にすると意外に甘く感じることがあります。甘みと旨味は表裏一体であり、飲み手の味覚や環境によって受け取り方が変わるのでしょう。特に、飲んだ後におちょこや徳利がベタつくと、その甘さを改めて意識させられます。この粘度があると、まるで砂糖を溶かしたような感覚になり、無意識のうちに「太りそう」「不健康かも」とネガティブな印象を持ってしまいます。

今回の純米酒も、そうした特徴がありました。熱燗にすると甘みが際立ち、口当たりはまろやかになります。鍋をつつきながら飲んでいると、じんわりと染み入るような味わいで悪くはありません。ただ、ベタつきが気になり、手が触れるたびに「やっぱり甘いな」と再認識させられました。

一方で、冷やして飲むとまた違った表情を見せます。甘さは控えめになり、キレが増すことで飲みやすくなります。しかし、その分、大衆酒特有のアルコール感が前面に出てきて、今度は食事との相性を考える必要が出てきます。

 こうした変化を楽しめるのも日本酒の魅力ではありますが、今回の一本に関して言えば、やや甘みが強めで、どんなシチュエーションでも万能とは言いにくいかもしれません。それでも、SALE価格送料込み887円ということを考えれば、十分に価値はあると思います。

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本日の組み合わせ

庶民のお酒ランク(詳細

今回のワインは:Cランク (24年3月より基準改定

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com