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フランス/ロワール地方

クレマンの名前だけで美味しく感じるのはなぜ??

ヴーヴ・アミオ・ジェイ・デ・ヴィラレ・クレマン・ド・ロワール・ブリュット/Veuve Amiot J.de Villaret Cremant de Loire Brut 

実勢価格:2100円

産地:フランス/ロワール

品種:シュナン・ブラン70%、シャルドネ15%、カベルネとグロローで15%

評価

購入元:アマゾン(京橋ワイン)

結論から出します。クレマンの名前だけで美味しく感じるのはなぜか。それは、格安スパークリングに舌が慣れているからです。

丁寧に1本ずつ瓶内二次発酵にこだわった製法にハズレがあるわけないじゃないですか。強いて言えば、甘口~辛口の好み次第で苦手なタイプに当たる可能性はあります。しかし、この1本は大当たりでした。

注ぎ終わった後の外観では、全く泡がないので心配しておりましたが、口に含むと、きめ細かな泡が、バチバチと暴れます。

高級スパークリングの部類に入る「クレマン」の冠ですが、その名に名前負けしない、力強い魅力があります。

手間暇をかけて造られているにも関わらず、この低価格。しかも、セットで購入したので、実質は千円以下で手に入っているから驚き。

コクと優雅さに勢力を欠きますが、あくまで、比較対象が5千円台シャンパーニュだった場合。この価格帯では信じられないほどのエレガントなバランスに富んでおります。

飲みながら香る、透明感のある柑橘類の交渉曲。しかし、フルーティーや爽やかなタイプではなく、ちらかと言えばリッチなニュアンスの方が強いので、幅広く活躍できるバランスの良いタイプと言えるでしょう。

刺身からデミグラスソースハンバーグまでのマリアージュの選択肢が多数あり、ベアリングに困った時に活躍できる1本です。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。