約束していた友人が病気により、急遽関東での空き時間が出来てしまいました。
そんな時、便りになるはTwitter。
ワイン談義に付き合ってくださいとツイートしたところ、徒然ワイン様からワイン会参加のお誘いをいただきました。
徒然ワインさんは、よくTwitter上でも絡んでくれたり、最近は優良ワインショップ「ワインナヴィ」さんをご紹介していただいたりと、大変参考にさせてもらっておりました。実際にお会いさせていただくと、お人柄のよさが印象的でまさに紳士。とらゔぇるそさんも初めてお会いしましたが同じく紳士的な方でヴァーチャルとリアルのギャップを感じさせない方々でした。
さて、問題のワイン会ですが、総勢30名の大所帯。
その227ワイン会と名付けられた意味深き会の実態は11年前にYahooブログから結集したワインブログ会の超ベテラン勢でした。ワイン歴もブログ歴も浅い私はまさに、借りてきた猫状態。
そんなアウェーの空気感は、ブラインドで出題されたワインをバッチリ当てることで変えようと意気込みました。
出題ワインは得意の白。
柑橘ドッカン系でなく、複雑性をもったフランスと解釈。
舌触りは見た目のライトな印象と違い、少し重厚感をもったヴィオニエ系な印象。
しかし、ローヌ感は全くなく、スワリングし、余韻まで研ぎ澄ませて感じてみると脳内にロワールの地図が浮かぶ。
フランス・ロワール・プイイフュメ・ソーヴィニヨンブラン・2016でファイナルアンサー。
前の席に座っていたマダムとApple談義(iPhoneの色、ケース、Apple Watchがかぶっていた為)しながらも、結果が気になって仕方なかったのですが、
「発表します。今回の正解者はなんと、、、、」
うん、うん、分かるよ。初参戦で取っちゃいましたねサーセン(心の声)。笑
「2回目の正解で徒然ワインさんです!」
正解はなんと当研究所で散々平凡な品種と評していた「ミュスカデ」
正解、不正解、以前に、ミュスカデを知ったかぶっていた自分にショック。こんな高貴なミュスカデって存在するんだ。って。
徒然ワインさんはご謙遜して、ミュスカデが得意なだけとおっしゃっていましたが、蓄積データーの豊富さに只々尊敬の念が生まれます。
ブラインドも見事外し、借りてきた猫状態を変えることはできませんでしたが、総勢30本の高ワインで、目付してたワインがカウンターにないことに気づき焦るが、実はそのワイン、斜め前に座ってた方の持ち込みで、自テーブルにあるではないか。
この特徴的なエチケットの存在感と偶発的にであった感動感で期待値が高すぎたせいか、想像の範疇に収まる味わいで落胆。抜栓直後とだけあって、周りのベテランさん達もこれはもっと後だな。と言ってたのでなんか少し安心しました。
その後、料理、会話、ワインと三方に注意力が分散してしまい、印象に残ったワインは何本かあるものの、自分の持ち込みワインが「平凡すぎて誰も手につけてないのが痛々しく、全部自分で飲み干すことを決意。」
ベテラン勢が総じて「優等生」評したこのワイン、裏を返せば「飲み飽きてるありきたりなシャンパーニュテイスト」。でもね、庶民的感覚からするとうんまぁな訳ですよ。ちょいちょい手伝って貰いつつ頑張って完飲。
その頃にはもう飲んだワインがどんなだったかって思い出せない状態。
とりあえず印象に残ったボトルを貼り付けておきますね。
でもね、正直に言うと、こんな定番ワインをマジマジと飲めたことが嬉しかったるするのであります。