リジー スターマスト 2018 ヤン マティアス クライン
Rizzy Starmust- Riesling Petillant Naturel Jan Matthias Klein
参考小売価格:5000円
産地:ドイツ・モーゼル
品種: リースリング
購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)
インポーター:株式会社都光
今年の1月に購入したドイツナチュラルワインセットに入っていた「オオカミワイン(シュタッフェルター ホフ リトル レッド ライデング ウルフNU 2016)が好印象で、エチケットの芸術的なデザインからずっと片思いをしていた生産者。地元の自然派ワインで定評のある酒屋さんでも評価されており、度々イチオシとして案内を頂いていたのも印象を強めた理由の一つ。しかし、なんと言ってもネックはお値段。ずっと高嶺の花として傍観していたのですが、おなじみCAVE de L NAOTAKAさんよりセット販売解禁に。
メルマガ案内がきてから即飛びつきたかったのですが、販売開始時は3本11500円でのスタート。何か「これ、もっと安くなるでしょ。」って予感がしたので、我慢することにしておりました。
そんな中、予想的中といいますか、スーパーセール限定クーポンが発動。
−1500円なので1本単価は500円安くなったレベルですが、気持ち的には買いたい衝動を抑えることができませんでした。
全8種類の中から3本選ぶってのも斬新な販売方法で、私のような信者にリピートORコンプリートさせる意図がプンプン臭ってきますが、そこは心を鬼にしてペティアン縛りで3本チョイス。
何を隠そう、「赤、白、ロゼ、泡、オレンジ、酒精強化、、、」とワインの種類がたくさんある中で、わたくし「ペティアン(微発泡)ナチュール(自然派)」が一番好きなんですよね。
悪く言えば中途半端なのですが、オールマイティーな受け皿と味わいの変化幅が圧倒的に長い。
なにより、「自分の許容や想像を超えてくる未知の味わい」ってのが一番のポイント。
私クラスになると、大抵の国や品種のワインって、飲む前から味が想像できてしまうんですよ。高級ワイン(1万円ぐらいのスタンダードレベル)にしても安いの飲んでいればその延長線上で想像できますし、一般的なワインリスト見てもホカベンのメニュー表みてるのと感覚的に同じになってくるんですよね。(私のテイスティング能力に疑問をもたれているかたはこちらやこちらやこちらをお聴きください。)
なのでこのワインは、未知の味わいを体験をできると言った意味で私のニーズを満たしてるので、多少のお高くても許容できてしまうというわけです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが飲んだ感想です。
端的に言うと、「一般ウケはできない小難しい味わい」。
ワイン舌になってない方は「高コスパのシャンパンセット」から入ってもらうとして、苦くて辛い系なので、経験値云々より好み左右されやすいです。正直に言うと、私自身理解が足りてない部分もありますが、とっつきにくい絵画や複雑な交響曲の楽譜を解釈しろと問われて答えが出ないのと同じ状態。
3時間かけてゆっくり、ゆーーーーくり飲んで味わいの変化を楽しめたので、飲み終えた今愚直に言えるのは、「短時間で安ワインバカ飲みするより、費用対効果が高い」ということ。
このジャンル(価格帯)をデイリーレベルに持ってこれる経済力、身に付けなくっちゃですね。
本日の組み合わせ
フランスパンにマヨネーズwithきんぴらごぼう。ツナ豆サラダ。
庶民のワインランク(詳細)
S 品種特性が理解できる、値段も割安
A 好みはあれどイチオシ
B 定価で買ってても満足
C 購入価格的には満足
D もう少し安く購入できていれば納得
E 味わいの満足感に対して割高な値付け
F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない
今回のワインは:Aランク
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自然派ワインに慣れ親しんでいない人が興味本位でこの3本セットを購入するにはハードルが高そうですが、こちらのドイツセットはバリエーション豊かかつ安価かつ、狼レッド入ってるので激推です。
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