シャブリ ジャン クロード エ ロマン ベッサン 2018
Jean-Claude et Romain BESSIN Chablis 2018
参考小売価格:2600円
産地:フランス/ブルゴーニュ/シャブリ
品種: シャルドネ
購入元:かめや
インポーター:ラックコーポレーション
久々の正統派ワイン(フランスの格付けワイン)はシャブリをチョイス。
今までシャブリを買うときは「シャブリセット」「福袋混入」「セール品」「激安品」のキーワードを重視していたため、生産者買いなんて行為は行っていませんでした。
すなわち、自分で買ったシャブリで覚えている生産者は数少なく、せいぜい
「ウィリアム フェーブル」や「オリヴィエ・ルフレーヴ」と言った超メジャー生産者ぐらいしかパッと答えられないのです。
そんな知識ゆえに、マニアックなブルゴーニュ通に遭遇した時には、フルマウンティングをとられ、会話が全部フランス語に聴こえることも少なくありません。
その打開策として、ブルゴーニュをメインで取り扱いしている輸入会社ラックコーポレーションさんのラインナップから購入することにし、生産者名簿の上から順番に選んでいく事で取りこぼしを防ぐ作戦にでました。
そして初回から覚えるのが大変な「ジャン クロード エ ロマン ベッサン /Jean-Claude et Romain BESSIN」とながーーーーい、覚えにくいお名前。手前味噌ですがジャンクロードで覚えることにしました。
キャッチフレーズは、フィネス、フローラル、ミネラル シャブリらしいシャブリを造る男
ジャン・クロードは自身の目指すワインのスタイルを「フィネス、フローラルさ、ミネラル感」といっており、事実、どのキュヴェもシャブリのエッセンスが詰まった、フローラルな香りとミネラルを感じさせる、繊細なスタイル。とくに貝類を使った刺し身や寿司にはピタリとはまる。
https://order.luc-corp.co.jp/shop/g/g10102251906/
横文字多めの模範的な輸入元の記述を参照にしながら、シャブリらしいとは何なのかを明確に語源化できるよう挑みます。なので、当研究所では今回シャブリをスタンダードなシャブリの指標にさせてもらうことにしました。
飲み始めの温度は9度。香は弱めですが、柑橘主体で小難しいアロマ。飲んでみると、濃厚で苦味と硬水のような硬さを感じます。貝殻や磯のミネラルの風味と辛味を感じるスパイス要素が極辛口と評しても良いぐらいドライなワイン。
まぁ端的に言うと素人は手を出すべきじゃないワイン。
逆に言えば、味覚がワイン舌になっていれば、温度変化と共に入り乱れる様々な要素に面白みを感じずにはいられません。
悔しいですが、やっぱ高ワインうんまぁですわ。
庶民のワインポイント
値段(小売):39点
生産地:4点
アロマ :7点
バランス :7点
余韻 :6点
複雑性:10点
買いやすさ:3点
主観:8点
総合得点:84点
庶民のマリアージュ
幅広い魚介類の洋食調理ものに合いますが、一般庶民クラスはじっくりワインと向き合いながら飲むべし。