ロシュ・マゼ シャルドネ・ブリュット 白
Roche Mazet Chardonnay Brut
参考小売価格:1600円
産地:フランス、ラングドック
品種: シャルドネ
購入元:アマゾン
インポーター:国分グループ
アマゾンのセールで購入した「国分ワイン 世界のスパークリングセット」。その中に含まれていたのが、フランスの大衆ブランド「ロシュ・マゼ(Roche Mazet)」のスパークリングワインだ。
ボトルには「世界で最も売れているフランスワインブランド」といった旨の文言が誇らしげに記されているが、こういったフレーズは他のブランドでも何度となく目にしてきた。果たして“最も”の座はどこにあるのか──この手のコピーに真顔でツッコミを入れるのも野暮だが、少なくともフランス国内では、日常消費向けのブランドとして一定の認知があるようだ。
南仏発、価格帯は「ちょっと上」
ロシュ・マゼは、ラングドック地方を拠点としたヴァン・ド・ペイ(地ワイン)ブランドで、ワイン業界では「気軽に飲めるリーズナブルなワイン」の代名詞のような存在。フランス最大級のワイン会社「LGIワインズ」が手がけており、実はヨーロッパや日本などでのマーケティングにもかなり力を入れている。
今回のスパークリングは、南仏系にしてはやや強気な価格設定で、定価はおよそ1,600円。ただし、今回のようにセールで700円前後で手に入るので、財布にはまったく優しい。
飲んでみた──エレガントな“オロナミンC”
味わいについて過度な期待は禁物。というのも、この価格帯の南仏スパークリングは、どれも似たり寄ったりの印象が強いからだ。
とはいえ、まず泡立ちは悪くない。注いだ瞬間に立ち上る香りは、なんとも懐かしい“オロナミンC”系。グラスを傾けてみれば、それはまさに“大人のオロナミンC”とでも表現すべき味わい。適度な甘やかさと酸味がありつつ、後味にややエグみが残るので、アルコールに弱い方やワイン初心者には「辛口すぎる」と感じるかもしれない。
だが、こと「千円以下のスパークリング」という文脈においては、このレベルなら全然アリだ。セールでもよく見かける常連商品なので、味の方向性さえわかっていれば“最安値じゃなくても後悔しない”タイプの1本と言えるだろう。
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